私たちを取り巻く世界は紛れもなく「経済」を中心に回っています。金金金の世の中です。個人も企業も国家も金を追い求め、経済成長の名の下で自然環境を破壊し、地球環境を大きく変貌させました。今になって「経済発展と環境保全を統合させた社会」を作るべく模索を始めたのには理由があります。このまま自然環境が破壊されて人口が爆発的に増大したのでは人類が絶滅を免れないことに気付いたからです。グローバリズムというのは、世界統一政府を樹立して人口を抑制するための策にすぎません。地球は国家の枠を超えてますます管理社会に突き進むことでしょう。
バートランド・ラッセル(1872-1970))は20世紀を代表する哲学者であり、数学者であり、反戦平和運動を推進し、斬新な社会主義者としても知られる英国貴族です。現在でも彼は典型的な白人至上主義者であったことは、政治経済社会関係の著作の中から理解できます。彼は、アジア人、アフリカ人が膨大に膨れ上がることは脅威であり、知的能力の高いヨーロッパ系白人が身を守るためには、どんなに卑劣な手段を使ってもこれを阻止するべきであると、第1次世界大戦が終了したのち1920年ごろに提唱していました。子供たちの教育においても管理する側と管理される側に分けて実践するべきだ言及していました。さらに、男性の95%は去勢し、女性の75%は不妊手術を受けさせることが望ましく、こうして人口を抑制すべきであると提唱していました。
現在も、スイスで開催されている世界経済フォーラム「ダボス会議」においても、その中心人物たちはこの白人至上主義の思想を受け継いでおり、彼らが世界人口を10億人程度に留めたいという方針が、白人支配の未来図であることは明白でしょう。伝染病、食料危機、預金封鎖、新円切り替え、マイナンバーカード・・・これらは、人口削減に向かわせるための管理社会の到来を意味し、新たな世界秩序を構築するニューワールドオーダーという方針を頭に想定したうえで日常の出来事を考えると、なんとなく意味や目的が理解できるような気がします。どんなに世の中が変化してもそれに巻き込まれてがんじがらめにならないことが生き残る道であると考えています。政治もマスメディアも世論もありとあらゆる手を使って私たちを手中に収めようとしています。お金が使えなくなろうが、住むところを破壊されようが、戦争に巻き込まれようが、世の中がどんなに変化しようが、地に足をつけて生きていくためには、現状の生活基盤のほかに、限りなく影響を受けないもうひとつの道を用意しておくべきではないでしょうか?