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■TOPICS / 134:永久凍土融解と温室効果ガス |
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永久凍土融解と温室効果ガス |
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2020年は、観測史上最高の平均気温であったことが判明しました。産業革命前と比べると1.25℃上昇していることも明らかになり、地球温暖化の加速による“気候危機”の被害もすでに出始めています。いま世界の科学者たちがもっとも懸念しているが、シベリアなどの永久凍土の融解が止まらなくなることです。永久凍土の中には数多くの“未知のウイルス”が眠っているとみられています。すでに『モリウイルス』という高い増殖能力を持つ新種のウイルス が発見されています。フランスのウイルス学者のチームは、溶け始めた永久凍土から「モリウイルス」という新種のウイルスを発見しました。生物の細胞に入ると12時間で1000倍に増殖し、その高い増殖能力に脅威を感じたといいます。そして、永久凍土融解の問題は続きます。CO2の25倍の温室効果を持つ『メタンガス』が大量に放出される恐れもあります。数万年にわたって溶けずに永久凍土に封じ込められていたメタンガスが大気中に放出されることで、温暖化をより一層加速させ、手のつけられない暴走状態に陥れる危険性があります。温暖化研究の世界的権威であるヨハン・ロックストローム博士たちが提唱しているのが 「ホットハウスアース(灼熱地球)理論」です。気温上昇が産業革命前から1.5℃を超えてさらに上昇していくと、温暖化の進行が後戻りできないティッピングポイント(臨界点)を超えてしまい、ドミノだおしのように暴走していくリスクが高まるというものです。 |
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PRA(一般社団法人自然共生社会再生機構) |
206-2-20-8 Ebisu-nishi Shibuyaku Tokyo #150-0021 |
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