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進む海岸浸食 |
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海岸侵食は、「海岸へ流れ着く土砂の量」よりも「海岸から流れ出る土砂の量」の方が多い場合に、海岸線が徐々に後退する現象です。山から川へ、川から海岸への自然な土砂の流れが人工構造物によって妨げられた結果、来襲する波の力とその方向によって運ばれる「海岸へ流れ着く土砂の量」が減少して海岸侵食が発生します。日本国内の海岸浸食は今に始まったものではなく、経済発展を背景に臨海開発や湾岸工事が始まった30~40年前から続いています。海岸浸食は日本全国の海岸線で見られ、既に多くの砂浜が消失してしまっています。日本中で深刻化する海岸浸食の原因は、そのほとんどが乱開発などによる人為的要因と言えます。自然の脅威から守るために防波堤を作り、ダムを作って経済政策を進めてきたつけが今になって形として顕在化しています。安全性や利便性の名のもとに進められる経済活動はもう一度考え直すべきなのかもしれません。自然と対立する対策ではなく、自然と共生する対策にシフトチェンジしていくべきではないでしょうか。 |
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PRA(一般社団法人自然共生社会再生機構) |
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