気候変動が紛争を起こすのでしょうか?紛争をもたらすのは雨でも気温でも海面でもありません。彼らは権威、領土、金銭、復讐等の理由で戦うものであるはずです。しかし、気候変動によって雨量が減れば、水が枯渇します。農業に打撃をもたらし、食糧難に陥ります。水や食料以外にも資源が枯渇した状態になれば、雇用が悪化します。国益も減り、食料や資源を奪い合う紛争の懸念が高まります。生活の悪化が地域社会に不満を募らせ、大規模な組織犯罪につながっているケースもあります。UNHCRが発表した2021年の中間報告書によると、暴力、情勢不安、気候変動の影響で多くの人が避難を余儀なくされ、その数は8,400万人を超えました。世界各地、特にアフリカではいくつもの紛争が激化し、多くの人が国内の別の地域に避難を余儀なくされています。気候変動で紛争や難民が増えているのは紛れもない事実で、気候変動が社会、経済、政治に少なからず影響を与えているのも事実です。紛争、新型コロナウイルス、貧困、食料不安、気候危機などの事態が複合的に重なり合い、強制移動における人道的な苦境を生み出しています。日本は難民の受け入れをしていません。
1997年に起こったコンゴ戦争は資源争奪をめぐる紛争としても有名な戦争です。アフリカのコンゴ共和国は金や銅、スズ、ダイヤモンド、コバルト、ウラン、コルタンなどの鉱山資源が豊富に眠っていて、世界有数の鉱物資源生産国であることが知られています。実際のところ、道徳的には「大切なことは金じゃない!」と言いながらも、人間も企業も組織も国も資源を追い求めているのが現実のようです。
世界銀行元副総裁 イスマイル・セラゲルディン氏によると、「20世紀の戦争が石油をめぐって戦われたとすれば、21世紀は水をめぐる争いの世紀になるだろう」と言われています。世界では、水不足の問題が深刻です。私たちの生活に欠かせない水ですが、人間の生活様式が変化したことで、水は今後ますます貴重な資源になっていきます。
地球の表面の3分の2は水で覆われていますが、私たちの生活に利用可能な水資源は、わずか0.01%しかありません。地球上の水の多くは塩分を含む海水で、その割合は97%。残りの淡水も、多くは氷雪、氷河の形態で存在しており、生活のために利用することができないからです。
世界人口が増加するのに伴って、地球上で水資源の争奪戦が繰り広げられるのは、そう遠くない未来の現実だと考えるのが妥当でしょう。 日本では人口減少が騒がれていますが、世界全体では依然人口は増加していきます。生活が豊かになるに連れ、人々が利用する水資源量は増加します。気候変動によって地域ごとの降水量は増減しますが、人間が利用可能な淡水は確実に減ります。自分自身の生活の安定を図るなら、地方の不動産価格が下落している今こそ、水が出る土地を手に入れておくべきなのかもしれません。 |