|
|
|
|
 |
|
寝たきりが世界一 |
|
日本は、世界一平均寿命が長い国として知られていますが、同時に寝たきりの人数や期間も世界一位です。体が動かない時間が世界一長い国です。医療が進んでいることで、ぎりぎりの状態で生きていることに何の意味があるのでしょう。世界でもトップクラスの長寿大国・日本。平均寿命は伸びていますが、健康なまま年を取っていける人はそう多くありません。亡くなるまでの約10年間は寝たきり生活や要介護状態になるケースも珍しくないというのが日本人の実情です。日本では寝たきり状態にある高齢者が150万人から200万人ほどいると言われています。一方、スウェーデンはそもそも寝たきりになる人がほとんどいません。いたとしても、終末期ケアが行われる数日から数週間の短期間だけです。スウェーデンを始めとした北欧諸国では、自分の口で食事をできなくなった高齢者は、徹底的に嚥下訓練が行われますが、それでも難しいときには無理な食事介助や水分補給を行わず、自然な形で看取ることが一般的です。スウェーデンでも'80年代までは無理な延命治療が行われていましたが、徐々に死に方に対する国民の意識が変わってきたのです。長期間の延命治療は本人、家族、社会にとってムダな負担を強いるだけだと気付いたようなのです。それが人間らしい死の迎え方だと考えられていて、胃に直接栄養を送る胃ろうなどで延々と生きながらえさせることは、むしろ虐待だと見なされているのです。医療分野も医者が儲かればそれでいいという理念なき業界なのが残念です。 |
|
|
|
|
|
私たちが知っておくべき!国際社会の中における日本の特徴はこちら |
|
|
|
|
|
 |
|
PRA(一般社団法人自然共生社会再生機構) |
206-2-20-8 Ebisu-nishi Shibuyaku Tokyo #150-0021 |
http://pra.or.jp |
|