この世界は、理不尽なことばかりです。限りない不平等で満ち溢れ、罪のない多くの人たちが不利益を被りながら生きています。子供たちは素晴らしい世界に羽ばたこうと目を輝かせますが、目の前に突きつけられるのは理不尽な現実ばかりです。結局、世の中とはそんなものと開き直るしかなく、些細なことは別にして、本当に困ったときには誰も助けてくれないのが現実です。そういった日常の中でもがきながら大人になっていくものなのでしょう。戦争が勃発して家族を失った少女。普通に生活していただけなのに、地雷を踏んで両足を失った若者、ベトナム戦争の枯葉剤の影響で障害を負って生まれた子供。難民として生まれた子供・・・。今この瞬間もその人たちの苦しみは続いています。決して過去の出来事ではありません。世界には理不尽しか存在していないと言っても過言ではないでしょう。戦争を始めたそれぞれの理念は、決してどちらか一方が間違っているわけではなく、どちらも正義であるという志の衝突でしかありません。「勝てば官軍」という言葉がありますが、正しいも間違っているもない中で、力を得たほうが正義となり、力を失ったほうが悪となるものです。何千年にもわたる人間の営みにおいて、こうした理不尽はずーっと続いています。世界の不平等はきっとこの先も改善されることはないでしょう。国連が推し進めるSDGsも具体策がないまま方針だけを決めて努力しているポーズを見せているにすぎません。SDGsを盾にして莫大な利益を上げている企業も存在しています。それでも、この100年で地球の自然環境が大きく変化したのは紛れもない事実です。私たちは、今起きている現実から目をそらすことなく、まず知るというところから始めています。
地球の環境破壊は現在も進行中です。温室効果ガスが地球を覆っています。それらは経済活動によって引き起こされたもの・・人災です。地球温暖化は私たちの生活に様々な影響を与えています。地球温暖化は世界規模で私たちの生活に影響を与えています。海面を上昇させ、熱波、干ばつ、大雨、洪水などの気候変動を引き起こします。農作物の収穫量を減らし、人間の食料不足を招くことになります。人間以外にも、動植物などの生態系にも影響を及ぼし、生物多様性を減少させ、動物たちを絶滅に追い込みます・・・・・
アメリカのGFDL(地理的流体動力研究所)は、このまま地球温暖化が進むと、2050年には北極圏の結氷範囲が1900年代の80%に減少すると予想しています。ホッキョクグマは地上最大の肉食動物ですが、現在の推定個体数は26,000頭と推定されています。しかし、近年の調査によると、個体数が減っていると見られています。ホッキョクグマが、地球温暖化や北極圏の環境悪化などの影響を受け、高濃度の環境汚染物質にさらされていることが判明しています。世界各地で発生するダイオキシン類や農薬など・・・・・
以前は赤潮は自然現象だと考えられていましたが、実はそうではないようです。赤潮は、生活排水や工場排水。これらが海に流れてしまうと海水の栄養分が増え、植物プランクトンが大量発生することで引き起こされます。植物プランクトンが大量発生すると海の色が赤褐色や茶褐色に変わっていき、赤潮となります。植物プランクトンがたくさん増えすぎると、魚たちは呼吸できずに死んでしまいます。そして、植物プランクトンの死骸はヘドロとなって海底へ積もり、生態系を変化させます。川や海の汚れ・・・・・
アザラシや海鳥、ウミガメなどが誤って漁網に絡まり、何年間も苦しんで命を落とす問題が世界各地の海で頻発しています。「ゴーストネット」と呼ばれる廃棄された漁網は、特にアジアで発生しています。漁師たちのモラル不足が明らかな原因です。ただ、漁業関係者だけの問題ではありません。私たちの生活のあらゆる場面で利用されているプラスチック。ビニール袋、発泡スチロール、洋服、建設資材に至るまで私たちの日常に溶け込んでいます。プラスチックの多くは使い捨てされ、地球のあらゆる環境・・・・・
開発行為・破壊行為によってアマゾンは、もとの面積の15%を既に失ったといわれます。観測衛星を使った「アマゾン森林伐採衛星監視プロジェクト」を実施するブラジル国立宇宙研究所の報告によれば、1988年に観測が始まって以降2018年までにブラジルのアマゾン森林累計消失面積は、日本の国土面積の1.1倍に相当する42万㎢、消失率は8.4%に達しました。その後、ブラジルのアマゾン熱帯雨林では、2020~2021年にかけて1万3235平方キロメートルの森林が失われました。ブラジル国立宇宙研究所・・・・・
気候変動による干ばつが世界中で見られます。世界の多くの地域で干ばつの日数は増加するという予測になっています。干ばつが増えると心配なのは水不足です。2000年時点で、世界の33%の人が必要なときに必要な量の水が得られない水不足地域に住んでいます。それが4°C温暖化すると水不足地域は、世界の47%〜50%になります。温暖化すると海水面の温度が上昇し、大気中の水蒸気量も増えることで、海水面から蒸発する水蒸気量が増加します。水蒸気量の増加は世界平均でみると降水量の増加・・・・・
◆中国のCo2排出量は世界一
WHO世界保健機構のロゴマークは、国連のマークにヘビのデザインが追加されたものだが、あのヘビは一体何なのだろうか。WHOの公式説明によると、あの杖と巻き付いたヘビは、ずっと昔から医学と医療職の象徴だと言います。この杖をもっていたのは、ギリシャ神話に登場するアスクレピオス。「治療の神」として、古代ギリシャ人に崇拝されていた神と同様に、ヘビが巻き付いた杖も信仰の対象だったようです。エボラ出血熱やコロナ(COVID-19)のようにパンデミックを起こす感染症を「新興感染症」・・・・・
富裕層や指導者たちは他の惑星に逃げ出そうとしています。2021年、イーロン・マスク氏率いるスペースXが世界初の民間人乗組員のみによる地球の軌道周回宇宙飛行ミッション「インスピレーション4(Inspiration4)」を成功させました。アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏も米テスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏も、地球上の気候変動の問題を相殺するために宇宙を利用する計画を口にしています。世界の富豪たちは、なぜこれほど宇宙にこだわるのでしょうか。どうしてこれほどまでに地球を離れ・・・・・
ビキニ環礁は日本から南東に約3700km離れた、太平洋上に浮かぶマーシャル諸島の一部です。1946年から1956年までアメリカの核実験場として利用され、23回もの核実験が行われました。1946年当時、ビキニ環礁には約160名の住人が暮らしていましたが、核実験のために全員が他の島へと移住することになりました。そして、現在でもビキニ環礁の島民は島へ戻ることができていません。繰り返された核実験により島の環境は強く汚染されたからです。1954年には、アメリカ軍の水爆実験に巻き込まれ、第五・・・・・
米軍は、ベトナム戦争の間に785万トンの爆弾を使用し、病院や学校などの各施設を壊滅しました。さらに、枯葉剤と呼ばれる化学兵器を使用して、解放戦線の隠れ家であるジャングルを絶滅させ、解放区で作られる農作物を汚染し、食糧を奪いました。枯葉剤は、催奇性や発がん性を持つダイオキシンが含まれている猛毒で、1961年から10年の間に約7200万リットルの枯れ葉剤を米軍は散布したのですが、その中に少なくとも170キロのダイオキシンが含まれていたそうです。枯葉剤の影響は、その時だけでは・・・・・