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■CULTURE / 501:アイヌ精神

 
 
アイヌ精神
 

アイヌの人々は「すべてのモノには生命が宿っている」「自然や身のまわりのものに神様がいる」という考え方をしていました。火や水、生活用具など暮らしに欠かせないもの、天候など人間の力が及ばないものを「カムイ」として敬いました。人間に恵みを与えるものは、すべて神(カムイ)の化身であって、あらゆる動物も植物もすべては敬われるべき存在でした。「カムイ」というアイヌ語は、日本語では「神」や「仏」などと訳されることが多いようですが、必ずしも一致するものではないようです。アイヌの信仰には、キリスト教の聖書や仏教の法華経(ほけきょう・ほっけきょう)のような決まった教義や教典があるわけではなく、「アニミズム」に「シャーマニズム」が加わったものであったようです。「アニミズム」とは、人間だけでなく、動植物や無生物にも霊魂が宿っていて、物体から離れても独立して存在しうるという観念。「シャーマニズム」とは、巫女などのシャーマンが一種のトランス状態になって、霊的、超自然的存在と接触し儀礼を行うスタイルです。

人間の力が及ばない自然現象や飢饉、悪となる病気もカムイであり、この世界は人間とカムイがお互いに関わりあい、影響しあって成立しているものと信じてきました。カムイは喜怒哀楽の感情を持ち、カムイの世界では人間と同じような姿で、同じように暮らしていると考えられていました。カムイたちが人間の世界へ何らかの役割を担うとき、または遊びに行きたいと思ったときは、その姿を動植物の姿や道具、自然現象などに変えて現れると考えていました。人間の世界での役目を終えたカムイは元の世界へ帰ります。その際、アイヌは自分たちの生活に必要なカムイたちが再び来ることを願い感謝の祈り言葉をささげていました。アイヌの精神文化は、日本国内よりも海外から注目されていて、儀式や宗教感、死生観など、アイヌの精神文化について強く興味を持たれているようです。

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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