森はたくさんの恵みをもたらしてくれます。私たちは、空気のありがたみを感じることがないように、森があることで素晴らしい恩恵を預かっていることになかなか気づかないでいます。森は私たち人間を生かしてくれる原点の場所です。水を育み、酸素を育み、たくさんの命を育み、目に見えない香りやイオンや揮発性物質は、私たち人間に健康をくれます。私たちが健康に暮らすためには、森を残して生態系の豊かな循環を取り戻すことが大切です。コンクリートに囲まれた都市生活や、デジタルデバイスに縛られる現代の暮らしは、知らず知らずのうちに私たちの心身のバランスを乱しています。元々自然の一部として生きてきた人間にとって、森の中に身を置くことは、失われた本来のバイオリズムを正常な状態へとリセットする最も自然な手段です。木漏れ日を浴び、土を踏みしめ、ただ呼吸をする。そんなシンプルな「森活(もりかつ)」を通じて、私たちは地球の生命力とダイレクトに繋がることができます。森を守り、森へ帰ることは、地球環境のためであると同時に、私たち自身が健やかに生きるためのライフスタイルなのです。
「ハイパーソニックサウンド」とは、人間の耳に聞こえる周波数の上限を超えて複雑に変化する自然界の音のことですが、多様な動植物たちが暮らす自然環境では、人間も耳では聞こえない超高周波数を身体の表面から受けることで、基幹脳の血流が増加して、健康増進、やすらぎなどをもたらしてくれることが科学的に証明されています。当たり前の話ですが、オーディオで生音は出ません。オーディオ機器は、CDやレコードに記録されたデータを再生する装置です。パソコンやモバイル端末から生音・・・
人間の身体が細胞でできているのは当たり前に知っていることと思います。それでは、細胞って何ですか?細胞とは、「すべての生物における基本的な構成要素であり、自らコピーをつくって増殖することができる。核と細胞質からなり、物質の出入りを調節する働きをもつ細胞膜に包まれていて、核には、その細胞の遺伝物質である染色体、リボソームをつくる核小体が含まれていて・・・」ざっとこんな感じで理解されていると思います。答えをお伝えします。細胞のひとつひとつが生物で・・・
「細菌」とか「微生物」と聞くと、思わず除菌しようと考えてしまう人たちが多いですが、人間に悪さをする「病原菌」は、ごく一部でしかありません。その「病原菌」をシャットアウトするには、人間の味方である「常在菌」を増やしかありません。シューっとやってしまうと、病原菌だけでなく常在菌も一緒に殺すことになります。あのテレビCMはもう流さないでほしいくらいです。間違った洗脳の賜物でしかありません。ノーベル賞を受賞した遺伝学者 J. Lederbergは、Science誌上で・・・
植物にはさまざまなセンサーがあります。植物に神経はありませんが、痛みを感じる植物特有の器官があります。それは養分を運ぶ師管。 植物が虫や草食動物に食べられたり、人間に切られたりすると、傷ついた細胞からグルタミン酸が流出します。このグルタミン酸がグルタミン酸受容体に結合することで、細胞内にCa2⁺シグナル(傷害情報)が発生し、養分を運ぶための師管を通って、全身に伝搬するしくみです。これまで接触や日光に対して植物が反応することは知られていましたが、最近では・・・
『種の起源』(1859年)で有名なダーウィンから少し遅れて登場したのが、ロシアの思想家ピョートル・クロポトキン(1842-1921)です。彼は、お互いに助け合うことのできる種こそ生存競争を勝ち抜く能力に長けていると言っています。「相互扶助」にこそが力があると言っています。草原で夢中に草を食べるシカの集団は、外敵の襲来を互いに気にしていて、仲間の動きもみながら、見張りをしています。そして、そのうちの一匹が敵に気付いた瞬間に、群れは一斉に逃げます。サルの仲間・・・
森は木の蒸散作用によって夏の気温を低下させたり、地球の気温の変化を緩やかにしたりする働きがあります。 また樹冠(樹木の上部で葉が茂っている部分)による、ちりやほこりの吸収や汚染物質の吸収、防音効果なども備えていて、快適な生活環境の形成に貢献しています。森にはたくさんの役割があります。地球温暖化は、大気中に存在する二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が上昇することが原因だと考えられています。森の木々は二酸化炭素を吸収するので、地球温暖化を抑える働き・・・
日本の森林は約2500万haで、国土面積に占める森林率は、先進国の中ではフィンランドに次いで2番目となっています。森林は多種多様な生物が棲息する場であり、生物の多様性を維持しています。そして、森林は土壌に根を張ることで、土砂崩壊等を防いでくれています。さらに、森林は日本の温室効果ガスの吸収源として大きな役割を担っていて、国土を災害から守り、私たちが安全で快適な生活をおくるために欠かせない環境を整えてくれていま・・・
日本人が考える日本の魅力と、外国人観光客が考える魅力との間にはギャップがあります。日本人にとって当たり前のことに多くの外国人は目を向けています。たとえば国土の67%を森林が占め、自然が豊かであることは、外国人観光客はとても魅力的に感じているようです。森林の割合が多くを占めていることは、世界的に稀なことです。豊富な水資源があり、美しい景観と豊かな生物多様性を持っていることは、世界的に見ればとても稀有な国であるということです。日本列島は森林大国で・・・
森の中を歩くと涼しくさわやかです。森林の枝や葉は日光を遮断し、森林内の温度が上昇するのを 防ぎます。樹木は、根から吸い上げた水分を葉から大気中に蒸発させます。これを蒸散(じょうさん)と呼び、気化熱によって森林内は涼しくなります。雨は、 樹冠の葉でとらえられ、静かに樹幹を流れます。重なるようにしげる葉や、複雑な形をした幹から水分が蒸発し、これらの気化熱によって森林内はますます涼し くなります。林床には落ち葉が厚く積もり、熱を地中に伝えるのを防ぎます。・・・
太陽からの熱量を100とすると、樹木の蒸散によってうばわれるのは約60%、地表に届くのはわずか40%ほどにすぎません。また、地面の熱は夜になるとどんどん外へと逃げますが、樹木の枝や葉があることで熱が遮断され、熱の発散を防ぎ、気温が急激に下がるのを防いでいます。ですから、森は都会に比べて寒暖差が少なく、過ごしやすいのです。木が熱を伝えにくい理由は、木にたくさんふくまれている空気にあります。木には小さいあながたくさんあいていて、そこに空気が入っています。・・・
原始時代にまで遡らなくても、今から100年前までは、まだテレビも洗濯機もない時代でした。電気、ガス、水道もなく、井戸から水を汲み、油で明かりを灯し、食事は炭で調理をしていました。農家など存在せず、一般人は皆、自分の畑を持ち、食べ物を自給していました。自動車はないので、ひたすら歩くしかありません。生活の道具も自分で作って、壊れたらまた直して使っていました。身の回りのモノをフル活用して生活するためには、頭を使うことが余儀なくされた時代です。それでも、・・・
現代の便利な生活を全て捨て去って、これからは原始的な生活だけで暮らしていこうという話ではありませんが・・・できる範囲で原始的な生活をなるべく心がけるということはできそうです。近年の科学的な見解では、人間の脳や体の構造は100万年前の人間とほぼ同じである。特に進化はしていないと考えられています。それにも関わらず、ここ百年で著しく生活スタイルが変わってしまったことによる弊害がさまざまな場面で生じていると指摘されています。脳や身体が対応しきれていない・・・
人間の脳や体の構造は100万年前の人間とほぼ同じであるにも関わらず、ここ数百年で著しく生活スタイルが変わってしまいました。しかし、私たちの脳や身体が対応しきれいていないため、私たちは多くのストレスを感じ、そのストレスが生命維持をつかさどる自律神経に負荷を与えています。原因不明の体調不良がますます増えて、その症状を緩和するための新しい薬剤や医療が産業の規模を拡大させています。「ひとりひとりが予防医学を心がけること」が推奨される時代になっていますが・・・
健康増進、病気の治療、病後の療養、メンタルヘルスを目的として、森に入ることが盛んになってきました。森林浴は、ストレスの緩和だけでなく、森に入ることで得られる効果には科学的根拠があります。憂鬱な気分が晴れたり、悩み事を客観的に捉えることができたり、前向きな気持ちになれたり、混乱していたことが整理されて頭がすっきりしたり、新しいアイデアが浮かんだりします。副交感神経に作用しますから、リラックス効果があり、細胞の新陳代謝を活性化させ、疲労回復を促します。・・・
「1/fゆらぎ」は、木もれ日、水の流れる音、波の音、暖炉の炎のゆらめき、ろうそくの炎、風に揺れる木立、雲のながれ、雨の音、私たちの心臓の音、波の感覚、水の流れる音・・・などにあらわれます。「1/fゆらぎ」は、焚き火の炎のゆらぎとしてよく知られていますが、実は、焚き火だけではありません。自然界には多くの「ゆらぎ」が溢れています。いずれも一定のようでいて、実は予測できない不規則なゆらぎがあり・・・
森には「マイナスイオン」もたくさんあります。「マイナスイオン」は、空気中に存在する負の電気を帯びた水の分子の集合体ですが、雨上がりや水場のそばにはマイナスイオンが溢れています。「マイナスイオン」は、カビの胞子や花粉、ほこりなどを吸着してくれます。「マイナスイオン」は、空気中を漂う物質と結合して重さを増やして、地面に落下して空気を浄化してくれます。これとは逆に、身体に悪影響を与えるのが、「プラスイオン」です。「プラスイオン」は、血液を酸性にし・・・
「コルチゾール」は人間がストレスを感じた時に分泌されるホルモンですが、森林で20~30分過ごすだけで、「コルチゾール」が減少し、ストレスが軽減されます。森林にいるだけで、副交感神経の活動は1.4倍増加し、唾液中のストレスホルモン「コルチゾール濃度」は13%減少します。木の臭いの成分のひとつ「α-ピネン」は、生理的リラックス効果に影響を与えてさらに副交感神経の活動を上昇させます。森林浴がいかに人体に良い影響をもたらすかが、血圧、脈拍、脳波などの生理的な反応・・・
自然豊かな環境の中にいると、不思議と気持ちが落ち着いたという経験をお持ちの方は少なくないと思いますが、森の中ではより一層気持ちが安らぐことがわかっています。木々が発するさわやかな香りは、私たちのストレスを軽減し、不安な気持ちを安定させ、イライラを軽減してくれます。森の木や葉からは、「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の目に見えない物質が放出されています。「フィトンチッド」は、植物にとって有害な細菌や昆虫から自己防衛するために出される物質です。植物の根や幹・・・
ダニの種類は世界で約5万種とも言われ、環境中に広く生息しています。昆虫よりもクモに近い仲間だとされ、多くのダニは無害ですが、その一部には動植物に寄生したり、感染症を媒介するダニが含まれています。ダニは、高温多湿な環境を好むため、梅雨時から夏にかけてよく繁殖します。しかし、居住環境中では住宅構造の高断熱化・高気密化によって、年間を通してダニの繁殖がみられるようになっています。住居内に生息しているダニ・その死骸・糞は、これらを吸い込むことで気管支喘息やアレルギ・・・
「森の精気」として知られる「フィトンチッド」に関する研究によると、フィトンチッドの本体は「 α・ピネン」「s-ピネン」などのテルペン物質と考えられており、ヒトを含む動物に対するフィトンチッドの作用は、条件反射、肝臓の酵素活性、利尿、去たん、血圧、鎮静などで研究されており、すでに一定の成果が得られつつあるようです。利尿作用とは、排尿を促進させる働きです。 尿が排泄されないと過剰な水分が溜まって、むくみなどの原因になります。 肝臓の主な働きは3つあります。・・・
森で過ごすことで、ガンを予防することができます。森で過ごすだけで「NK細胞」が増加することがすでに解明されています。「NK細胞」は、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球のことです。正式名称をナチュラル・キラー細胞といいます。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)は、がん細胞を攻撃するリンパ球の一種です。 がん以外にも、ウイルスに感染した異常な細胞を発見し攻撃する役割を担っています。NK細胞の強さはNK活性と呼ばれ、免疫力の指標のひとつ・・・
人間の目の疲れには「緑色」は効果的です。私たちの目は、レンズに相当する目の水晶体が厚さを変えることでピント調整をしています。水晶体の厚みは毛様体筋が調整していますが、遠くを見るときは、毛様体筋が緩んで水晶体が薄くなり、近くを見るときには収縮することで水晶体は厚くなります。緑色の持つ心理的な作用もあります。目の緊張をほぐし、その疲れを癒してくれる効果があります。森に出かけるのは、目の疲労回復のためには、とても良いことです。色彩心理学においても、緑色は・・・
日本人の3人に一人が高血圧だと言われています。生活習慣が乱れると高血圧になります。血圧とは、血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力のことです。血管が狭くなれば、当然壁にかかる圧力も高くなり、結果として高血圧になります。さらにストレスがかかると血管が収縮しますので、血管内の圧力が高まり、高血圧を助長させます。緊張をしたときにも血圧が上がります。疲労や睡眠不足が続くと自律神経が乱れるため、血圧の上昇を招くことがあります。肥満体質の場合は、内臓脂肪・・・
生殖機能低下の問題がひとつの社会問題となっています。少子化が進む背景には、社会制度の問題もありますが、個人レベルで見ると、多くの方が生殖機能の減退で悩んでいます。生殖機能の低下は、男性ホルモンとして知られる「テストステロン」の低下が招くものですが、「テストステロン」は、生殖機能だけでなく、筋肉・骨の形成を促し、心身の健康維持にも関わっている重要なホルモンです。女性ホルモンの代表格は「エストロゲン」ですが、更年期以降は女性も「テストステロン」の分泌が増え、・・・
さまざまな原因で自律神経が乱れると、自律神経失調症になります。医師も原因が明確にわからないものはすべて自律神経失調症と言っとけば、その場をやり過ごすことができますので、このトークを乱発しますが、自律神経失調症が本格的に進行するとうつに移行することもあり、日常生活にまで影響する事態となります。自律神経失調症になりやすい人の特徴は、内向的な人や真面目な人、心配性な人、HSPなど繊細な気質を持っている人が挙げられます。 これらの性格の人は些細なことで傷つい・・・
森で過ごすことが認知症の予防になることは、高齢者介護の分野や発達障害を持つ人を支援する産業保健の分野からも期待が寄せられています。健康のための森林療法プログラムは、盛んにおこなわれるようになってきました。日本認知症予防学会が「認知症予防に向けた森林活用研究会」を立ち上げて研究活動をすすめており、ますます盛んになっていくと思われます。森林浴による「うつ状態の改善効果」については世界中で研究が蓄積されるようになってきました。セルフケアとしても活用できる・・・
若さを取り戻すアンチエイジングとは、精神的にも肉体的にも療法の側面で生き生きと光り輝くことです。美容整形もある意味でアンチエイジングであることに変わりはありませんが、一部分を修正したところで、いずれ他の個所にも手を加えなくてはなりません。心も身体もつながっていて、自らの力で若々しくあり続けることができれば、それが一番いいに決まっています。森の映像を動画で見れば、それだけでも心は和みますが、実際に森で過ごすのとは、まるで効果が違います。森には・・・
リラックスしている時の脳波であるアルファ波状態にある時、脳には平常時の60%増という、驚くほど大量の血液が流れ込んでいるそうです。この大量の血液を受け取った脳は、それを活用して、体のすみずみに運び届ける酸素の量を増やし、その酸素がさらなるエネルギーを生み出します。アルファ波状態の脳は、平常時以上のエネルギーを蓄え、いつでも何かできる状態にあるということです。脳が最も力を発揮する状態とはアルファ波の状態なのです。アルファ波の状態とは、究極のリラックス・・・
山の中で過ごすためには、創意工夫することが求められます。決まった使い方以外に新しい使い方を模索することが求められます。特に、なるべく必要最低限度の道具のみで入山すると、そこにあるものを上手に利用して快適な環境を作り上げることが求められます。私たちの日常生活においては、電化製品にしても、パソコンにしても、車の運転にしても、機械には「これはこう使ってください!」という指示書や説明書がつきものです。自然のものには、そういった説明書がありません。自分でその有効・・・
たくさんの恵みを私たちに与えてくれている森は、決して私たちが森に感謝することさえも望んでいないのかもしれません。森は、何も期待せず、ただ与えてくれているだけのような気がします。少なくとも、私が、日頃、当たり前にあるものに感謝を忘れてしまっているように、森にも、空気にも、水にも感謝する気持ちが持てるようになれば、素晴らしいのに・・・と思います。ついつい、なんでも当たり前と考えてしまいがちな忙しい日常ですが、たまに森に入ることで、忘れていた何かを取り戻す・・・
山へ行って大きく深呼吸をすると、なんとなく気持ちがほっとしたり、安らいだりしたりした経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?、2000年代に入ってからから、日本やアメリカ、ヨーロッパなどで、森林浴効果のメカニズムを科学的に解明する研究が進んでいなす。すでに、「森林浴」は海外においては医療的な側面で実践されており、国によっては保険適応治療のひとつにもなっているほど盛んなものです。森林環境がもつ心身の癒し効果を活かし、健康増進やリハビリテーショ・・・
森の木や葉からは、「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の目に見えない物質が放出されています。森の臭いと言えば、なんとなくイメージできると思いますが、かすかに香るあの臭いが「フィトンチッド」です。この「フィトンチッド」をいっぱい浴びることで、私たち人間にもプラスの効果をもたらしてくれます。血液が浄化され、新陳代謝が活発にり、体の中の老廃物が排出されます。つまり、それは、抵抗力が強くなり、自然治癒力が高まり、病気にかかりにくい丈夫な身体を作ることになり・・・
身体にいい影響を与える「マイナスイオン」は森に多く存在しています。「マイナスイオン」は、空気中に存在する負の電気を帯びた水の分子の集合体ですが、雨上がりや水場のそばにはマイナスイオンが溢れています。「マイナスイオン」は、カビの胞子や花粉、ほこりなどを吸着してくれます。「マイナスイオン」は、空気中を漂う物質と結合して重さを増やして、地面に落下して空気を浄化してくれます。これとは逆に、身体に悪影響を与えるのが、「プラスイオン」です。「プラスイオン」・・・
都市と森林との比較実験において、どちらがストレスが大きいかを検証しました。ストレスホルモンの代表格である唾液中の「コルチゾール」の量を測定することで、森林浴が私たちの健康にプラスに作用するかという検証結果があります。快適性では、温度、湿度、輻射熱、風速、被服量、活動量から測定すると、都市よりも森林の方が温度、湿度、風、輻射熱などの面において、人間が存在するのに快適な空間であることがわかりました。心理的側面では、都市と森林それぞれに一定時間滞在する・・・
ブッシュクラフトとは、必要最低限の装備で森林や原野などに出向いて、なるべく自然環境にあるものを利用して数日間そこで生活するアウトドアスタイルのことです。近年注目されているアクティビティです。最低限必要な道具のみを持ち込むブッシュクラフトでは、自然のなかにある素材を利用し、必要なものを現地で加工して調達する楽しみがあります。一般的なキャンプでは、自然に近いところでくつろぐという感覚ですが、ブッシュクラフトでは、自然の中に入り込んで一体になるといった・・・
今でこそ趣味・娯楽のひとつとして認識されているキャンプですが、その起源は原始生活そのものです。原始時代の人類は、木の実などを採取しながら、並行して狩猟も行っていたと考えられています。季節によってもまず基本となる食を得るためには、どうしても定住せずに移動する生活がベースになっていたことでしょう。ですから、設営したり、撤去したりする作業がスピ―ディーにできる移動式の住居を持ちながら、最小限の荷物で転々としていたようです。現代の私たちから見れば、これはジプシー的・・・
ブッシュクラフト・・・それは「原始的な生活を楽しむこと」です。「原始的な生活を楽しむ」と言っても、決して土器を作れと言っているわけではありません。本来のブッシュクラフトは、何も道具を持たず、森に入って、そこにあるものを利用しながら、なるべく快適に生活できるように創意工夫することです。視点を変えてみること、それは生き抜く力を鍛えることに他なりません。知恵を絞って快適で便利な道具をその場で作ります。ツルやツタを使ってひもやロープの代わりにします。・・・
ブッシュクラフトは、一般的には山や森などの自然の中で行うことになります。ですが、日本の山は必ず所有者がいます。無断で立ち入って野宿をするのは違法行為になります。また、自生している木を許可なく伐採したりすることも、法律で禁じられています。一般的なキャンプ場では、無断で木などを伐採・採取することが禁止行為となっていますが、ブッシュクラフトキャンプ場の場合にも、禁止されている可能性がありますので、事前に確認しておく必要があります。ブッシュクラフトを楽しむ際は、野営・・・
コンパクトな装備で楽しみたい人、多くのギアを揃えて快適に過ごしたい人など、キャンプの楽しみ方はキャンパーによって大きく異なります。何がいいとか言う決まりもありません。自分自身の力量に合わせた装備を持参する必要があります。ブッシュクラフトにおいて、ナイフ・ファイヤースターター・水筒の3つは最低限必要なアイテムです。ナイフは欠かせないアイテムのひとつです。ものを切ったり削ったりするのに必ず使います。ブッシュクラフトシーンでは薪を割ったり木の枝を削ったり・・・
なぜ山で直火するのが危険なのか?それは自然保護の観点と、山火事防止の観点からです。直火をすると、土中の微生物が死滅することで、生態系を破壊します。プラスチック類を一緒に放り込んでしまうと、そこにあった腐葉土が完全にダメになります。そして、土中に張り巡らされている根が燃えて炭になることで、植物自体を死滅させます。遠くの枯れ木がいきなり燃え出すこともあります。とても怖い現象ですが、数メートル離れたところに乾燥した気があると、地熱が伝わって、予期せぬところ・・・
文明から遠く離れた環境の中で精神的ストレスを和らげてくれます。 暗闇の中で灯る明り、じんわりとした暖かさ、料理の美味しい臭い、炎のゆらめきと薪の爆ぜる音の癒やし効果。 一人でいる時には孤独や不安を和らげてくれます。 五感が開く体験ができるのも焚き火の特長です。焚き火には、「音や炎により、精神的に安定する」「自分自身とじっくり向き合える」「集中とリラックスを、自然な形で一度に得られる」など、さまざまな効果が期待できるとされています。 焚き火動画で炎のゆらめき・・・
人類が最初に手にした火は自然火災によってもたらされたものだと考えられています。落雷、山火事、火山の噴火などによって火の存在を知ったと言われます。中国で発見された北京原人の遺跡から火を使った痕跡が発見されていて、人類と火の歴史は少なくとも50万年前とも100万年前にもさかのぼります。こうして手に入れた火は、夜の闇を照らす「明るさ(光)」と寒さをしのぐ「暖かさ」を与えてくれました。夜行性の動物から身を守ってくれたり、煮たり焼いたりして食生活の幅を広げました・・・
焚き火は、そのもの自体にも私たちを癒してくれる力があります。焚き火を見ると何だか懐かしい気持ちになります。また、生活するための大事なツールにもなります。お湯を沸かしたり、料理をするときに使います。火を囲めば、雰囲気が和やかになって、家族団らんや友人とのコミュニケーションのツールにもなります。太古の昔から火はいつも暮らしの中心にありました。焚き火は人の心を解きほぐし毎日の生活や仕事でぎすぎすした気持ちを溶かしてくれます。ほっと気持ちをリセットさせてくれま・・・
1.視覚:ゆれる炎を眺めているだけで、癒されるのは「1/f ゆらぎ」のせいです。ただ眺めているだけで、気分が変わっていくのが実感できるはずです。 2.聴覚:焚き火の音は、パチパチとはじける音やゴォーっと燃え上がる音です。一種の水蒸気爆発ですが、パチパチ音は薪の水分量や種類による空気のが入寮によっても変わります。森には、虫が鳴く声や小鳥のさえずり、風がそよぐ音もあります。これらが私たちを癒してくれます。 3.嗅覚・・・
火には人間にとって強いパワーがあるとされています。火は温かさや明るさをもたらすだけでなく、エネルギーを放出し、パワーを与えるとも言われています。火を見つめるだけでも、内側から熱くなるような感覚を覚える人もいます。火には浄化力もあるとされており、火を使ったパワーやヒーリングなどのスピリチュアルな実践も存在します。火によって不要なものや邪気を浄化するといった考え方があり、特にキャンドルにはこのような意味合いが強く、様々なシーンで使われています。また、火は創造性・・・
キャンプファイヤーと焚き火の違いは、炎の大きさです。 キャンプファイヤーは大規模で、焚き火は小規模なイメージ。 キャンプファイヤーは仲間と火を囲んで、歌を歌ったり、宴を催したりする時に行うものです。焚き火は、もう少し小規模でしんみりと眺めたり、暖を取ったりする目的で行います。本来、燃え上がる炎の大きさを想定して火を燃やすわけですが、慣れていないと薪を大きいままただ集めて火をつけると想像以上の炎になって危険です。薪が長ければ、炎は高く燃え上がります。・・・
1.最初にチェックすること 焚き火では、必ず火の粉が飛び散ります。周りに燃えやすいものがないか事前にチェックしておきましょう。周りに芝生や草木が生い茂っていると、火が燃え移る可能性がありますし、落ち葉や枯れ葉などにも注意しましょう。風は強いか、風向きはどうかなどもチェックするようにしましょう。火の粉が飛んで何かに燃え移ってしまった場合のことを考えて、水の入ったバケツなどを用意しておくとすぐに消化できるので・・・
日光浴には、さまざまな良い効果があると言われています。健康効果や美肌効果、リラックス効果など、多くのメリットがあります。日光浴の時間が減ると、睡眠の質が下がったり気持ちが落ち込んだりしやすくなります。科学的にも、精神面と肉体面の両方にとって、プラスに作用することがわかっています。昨今では、もっぱら「日光浴は身体に良くない」と言われてきましたが、その昔には、「夏休みに海水浴で真っ黒に日焼けをすれば、冬になっても風邪をひかない」と言われていたものです。・・・
日光浴には、セロトニンを生成する効果があります。セロトニンとは、脳内に存在する神経伝達物質の一種です。必須アミノ酸であるトリプトファンからつくられ、おもに大脳基底核や延髄の縫線核、視床下部などに存在しています。セロトニンには、恐怖に影響する神経伝達物質のノルアドレナリンや快楽に関連する神経伝達物質のドパミンなどを制御し、精神状態を安定にする働きがあります。そのため、セロトニンが不足するとノルアドレナリンやドパミンが制御できなくなり、精神状態が不安定になって・・・
セロトニンは日中に日光浴をすることで生成されますが、午後にはメラトニンという別のホルモンに変わります。メラトニンは、私たちの睡眠の質に深く関わっています。夜眠くなるのはメラトニンが増えることによる影響です。もし、日光浴をする時間が不足するとセロトニンの生成が減少します。セロトニンが減少すると、メラトニンの生成も減少するので、眠りが浅くなってしまいます。このメラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるため・・・
日光浴によって生成されるビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートする役目を担っています。ビタミンDは、骨や歯を強くします。ビタミンDは加齢とともに生成量が減少していくものです。日光を浴びることは大切なのです。血中のカルシウム濃度が低下すると、ビタミンDは各種ホルモンと協力して骨からカルシウムを溶かして血液に届け、カルシウム濃度を高めます。 また、食事で摂ったカルシウムやリンの吸収を促し、血液中のカルシウムやリンの濃度を高め、骨や歯の健康を維持します。・・・
日光浴によって生成されるビタミンDは、脳機能を正常に保つ働きがあります。加齢によってビタミンDが不足すると、認知を司る脳の機能が低下することが分かっています。一方で、日光に当たることでビタミンDのレベルが正常な方は、認知機能の低下リスクが半減することもわかっています。ビタミンDが認知症の予防にも役立つことが研究によって明らかにあっています。ビタミンDを摂取していた高齢者は、認知症の診断が最大で40%少ないことが明らかになっており、 ビタミンDの効果は・・・
日光浴によって生成されるビタミンDには、免疫力を向上させる効果があります。国立がん研究センターの研究によると、血中ビタミンD濃度が上昇すると、がんの発症リスクが最大で25%低下することが明らかになっています。日本人3万人以上を調査したことによるデータであって、大腸がん・肺がん・乳がん・前立腺がん以外のがんにも効果があることがわかっています。ほかにも、皮膚の免疫機能向上や乳がんの予防効果もあることが分かっています。血液中のビタミンD値が高い人々は、低~中程度の人々と・・・
日光浴は、ストレス解消やメンタルを安定させる効果があります。ビタミンDは体内でホルモンのような働きをし、不足することによってうつ症状が現れる可能性があることも明らかになっています。脳や骨の健康に影響を与えるため、ビタミンDはうつやメンタルヘルスにも良い効果があると研究報告もあります。ビタミンDは私たちの心のバランスを整え、うつ病のリスクを最小限に抑える重要な役割を担っています。ビタミンDが、うつ病の成人の抑うつ症状の緩和に有効であるという研究報告・・・
日光には体内時計をリセットする効果があります。体内時計は、生物が生まれつきそなえていると考えられる時間測定機構で、生物時計とも呼ばれます。特に朝日を浴びることは最も効果的です。リモートワークの増加によって日中は家にこもっているという方が増えています。週末は暗い部屋の中で昼まで寝ている方、日中薄暗い部屋の中で過ごしているという方は、体内時計がズレてしまいます。日光を浴びると体内時計がリセットされるため、朝すっきり目覚めたり、夜ぐっすり眠れたりと規則正しい・・・
日光浴は若さを保つのに有効です。老化を目立たせないようにするための美容や医療に目を向ける女性は多いですが、日光浴の重要性を認識していないことはとても残念なことです。ビタミンDを増やしたり、ホルモンバランスを整えたり、精神的にも肉体的にも健康な状態を保つことができる日光浴を取り入れてはいかがでしょうか?ビタミンDは、きくらげ(乾)、あんこう(肝)、サケ、サバ、にしん、うなぎに多く含まれています。ただ、消化管からのビタミンDの吸収が低下すると、容易にビタミンD欠乏症・・・
インフルエンザの流行とビタミンDの欠乏にも、関係があることが知られています。冬は太陽光が弱く、また、外に出ることが少ないために紫外線を浴びる量が減り、ビタミンDの体内量が低下します。このことが冬にインフルエンザが流行しやすいことの一因とも考えられ、ビタミンD欠乏の季節変動とよく一致しているとされています。季節性インフルエンザの予防にビタミンDが有効であることを、東京慈恵会医科大のチームが2010年3月に報告しています。それによると、ビタミンDサプリメント服用・・・
紫外線が肌を老化させることや、肌の奥にある細胞を破壊することはよく知られています。確かに、紫外線を浴びすぎることで、美肌、美白、しわ、たるみの側面ではマイナスポイントかもしれません。しかし、強烈な紫外線を浴びなくても日光浴のプラスの効果は発揮できます。「日光浴をするとガンになる」という話もあります。皮膚にできるガンには多くの種類があります。 皮膚ガンのすべてが紫外線によって起こるわけではありませんが、顔や手の甲など長年にわたり日光を浴び続けた場所に出るガン・・・
現代において、スマホは、すでに「なくてはならないモノ」になりましたが、スマホには、便利な反面、色々とデメリットもあります。たまには、スマホを使わない日を設けることも大切なことです。ただ、今の時代に、ネットもスマホも無い生活をするのは、現実的にはなかなか難しいことだとは思います。スマホは、絶えず私たちに刺激をもたらせてくれています。とても便利なものですが、それ故に、使い方次第では、依存症になりやすいことが分かっています。特に、幼少期の子供ほどその影響を受けやすく・・・
旧石器時代の食事「パレオダイエット」が健康に良いと、米国で話題になっているようです。ハリウッドセレブが実践していることで話題になった「パレオダイエット」ですが、パレオとは、旧石器時代という意味のパレオリシック(Paleolithic)という単語を略したもの。パレオダイエットとは、旧石器時代や狩猟採集生活を行ってきた頃の食生活を参考にして食べる食事法。英語では「caveman diet」(cavemanは石器時代の穴居人という意味)とも呼ばれ、日本でも「原始人ダイエット」と呼ばれる・・・
この食事法では、カロリー計算の必要がありません。パレオダイエットでは穀類を食べなくなるので、自然と炭水化物が大幅にカットされます。その結果、肉と魚などのタンパク質と野菜を中心に食べるようになるため、同じカロリーでも炭水化物を摂るよりもたくさん食べられ、結果満腹感が得られます。パレオダイエットは、減量を目的としたダイエット法ではありません。添加物や農薬など、不純物をデトックスして身体の中をきれいに保つ効果が期待できる食事療法です。有害物質の摂取量が減ること・・・
「光害ひかりがい」とは、街灯や道路灯、商業施設やスポーツ施設の屋外照明などから出た光のうち、上方に向かい、宇宙にまで達した漏れ光のことです。照明の設置方法や配光が不適切で、景観や周辺環境への配慮が不十分なために起こるさまざまな影響をいいます。近年、夜間に人工光を使用することによって多方面への影響が明らかになってきており、「光害」がより広範な環境問題・社会問題として捉えられるようになってきました。都市部の光が、大気中の水分や塵などで拡散されて夜空が明るく・・・
最近の一般的なキャンプ場には、なんでも設備が整っています。シャワーやトイレがあったり、テーブルやベンチがあったり、調理場があったりすることが多いですね。アウトドアで過ごすという意味では、これはこれでとても楽しいものです。なんでも用意されているので、とても便利ですが、逆に言えば、自分たちで創意工夫したり、使い方をアレンジしたりということができません。結局のところ、誰かにおぜん立てされていて、型にはめられてパターン化しまっていることが多いようです。本来は・・・
最近では「アドベンチャーツーリズム」という言葉があります。「アクティビティ、自然、文化体験の3要素のうち、2つ以上で構成される旅行」をさしますが、「アドベンチャーツーリズム」とは旅行者が地域独自の自然や地域のありのままの文化を体験し、旅行者自身の自己変革・成長の実現を目的とする旅行形態が求められています。ですから、ありのままの自然の中で過ごす「アドベンチャーキャンプ」は、特に注目されている「アドベンチャーツーリズム」のひとつです。特徴は、教育水準の・・・
私たちの先祖にとって、森は「日常の場所」であったようです。しかし、現代の私たちにとって、森は「非日常の場所」です。かつて、森は人々の暮らしに欠かせないものでした。森には、人間と自然とのつながりがあって、野草、山菜、どんぐりなどの森の幸が食卓に並んだものでした。森は、私たち人間が生きるために必要なものであって、それが大切なものであることを、みんなが知っていました。現代の私たちが、「森林との共生」などと言われても、左脳では理解できたとしても、なかなか腑に落ち・・・