■FARM / 052:売られている土には注意
売られている土はどれも同じようですが、実際はピンからキリまであります。注意をして購入してください。ひとくくりに「土」と言っても、例えば田畑の土と自然の山野の土では全く性質が違います。まず、培養土とは何か、ざっくり言えば「植物を育てるために人工的に調合された土壌」のことです。培養土は植物の植え付けに主に使用するもので、培養土には基本的に細菌が入っていません。まだ体力のない苗の植え付けや種から芽を出させるために使います。細菌が成長を阻害することもあります。ある程度成長してから堆肥を与えるようにしてください。堆肥には、腐葉土、牛糞、鶏糞などがあります。汎用性をもって使用できるように各社配合を変えて販売しています。鶏糞は1年で吸収されますので、化学肥料並みに消費が早いものです。牛糞は10年かかると言われています。じわじわ効いてくる感じです。ペットを家族として迎え入れているご家庭もあると思いますが、猫や犬の糞は何年くらいかかるかご存じですか?これは動物の身体の大きさに比例するものです。通常は鶏と牛の中間のサイズでしょうから、年数も中間くらいになります。ネットやホームセンターで激安のものが売られていますが、放射能汚染された土が入っている場合も多くありますので、放射能測定後の土を選んで購入してください。