ボランティアは善意を基本理念として、見返りを求めない無償の奉仕活動と定義されています。しかし、人はなにも食べずに生きることはできず、報酬が無ければ必然的に自己負担が発生することになります。このボランティアでは、参加してくださる方への補助という意味で、交通費や食費程度の報酬をお出しします。生活の糧とするためのいわゆる「仕事」という概念とは異なるものです。災害シェルターの立ち上げにかかわっってくれた方へのメインの報酬は、完成後の無料利用であると捉えています。ですから、ある程度経済的余裕があってこそできるもので、社会貢献活動を一緒に推進したい方の募集となりますことをご理解ください。ボランティアは、社会的に意義のある活動で、今回のプロジェクトは、地球規模の気候変動や不安定な社会がもたらしている現実に対する具体策です。現代の日本には、労働契約に縛り付けられて奴隷のような人生を強いられて悲惨な一生を過ごしている人があまりにも多いと思います。ストレスを抱えて、自ら命を絶つ人も少なくありません。もっと自然と共生することと、心からつながれるコミュニティをつくることで、困っている人たちの役に立つかもしれないと考えています。みんな本当は、自由な時間があって、楽しいと思えることをやって、心から通じ合える仲間との関係を大事にして、生きていきたいはずです。自分の人生は自分で決めるものです。3G(義務・犠牲・我慢)に向き合いながら金銭的にゆとりある生活を目指すのか、LTE(LOVE,THANKS,ENJOY)を実践しながら楽しんで一生を送るのか、どちらが正しいということではありません。私たちは、お金よりも大事なものが何かをこの活動を通して見出し、そんな価値観を共有できる仲間、万が一の時には助け合える仲間を求めています。ご理解いただけるようでしたら、ぜひ一緒に活動させていただきたいと思います。