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■PHILOSOPHY / 029:自然と共生するということ

 
 
自然と共生するということ
 

自然と共生するということ

防波堤をつくることはある意味正しいです。防波堤は自然の猛威を減らすという意味では有効な策です。しかし同時に、自然の景観を壊すという意味では問題が残ります。生態系を壊すという意味でも問題が残ります。しかし、それに対する弊害は受け入れなくてはならないものです。

病院で処方された薬には必ず副作用があります。薬を服用することは、ひとつの目的を達成するには、同時に副作用を受け入れるということにすぎません。

自然の猛威を押さえて人命を守るという理屈をカタチにした以上、それは自然を破壊するという弊害を受け入れるしかないということです。逆に言えば、自然の景観を残し、生態系を維持することを第一に考えるなら、防波堤はあきらめるしかないでしょう。

物事の一側面しか見ないで行った対応策は、それによる弊害をつけとして後世に回したことに他なりません。だから、各自治体がそれぞれ方針を決定すればいいということです。「うちは、防災第一主義ですから、開発をどんどん進めますよ」という町があってもいいし、「うちは、環境第一主義ですから、多少の不便や危険は覚悟してくださいね」などでいいのだと思います。

自然が悪いわけじゃないし、政治が悪いわけでもありません。世の中はどこまで行っても完璧などありません。もしも、あなたが市役所の職員だったなら、わからずやの市民には「嫌ならお前が引っ越せよ」と言ってやればいいのだと思います。

海沿いで暮らしたいなら、津波が来たら流される覚悟で家を建てるでしょうし、土砂崩れで家が流されることを覚悟したうえで山間部に家を建てることでしょう。自然と共生するとはそういうことなのでしょう。


 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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