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■PHILOSOPHY / 024:差別と区別

 
 
差別と区別
 

差別と区別

フェミニズムは、女性に対する差別や不平等の解消を主張する考え方ですが、すでに私たちは男女同権の時代に生きています。フェミニズムの主張そのものが、男女の違いを認めたくないという思想ですが、男女の違いを認めずに、全く同じことが要求されるのなら、「女性も同じように重たい荷物を持ちなさい。」ということになります。

もともと男女同権や女性解放論が大きく掲げられたウーマンリブ闘争の背景には、60年代の政治的なプロパガンダが潜んでいたこと、そこに乗っかった人たちがうまく操られたという側面があったことをご存じですか?

問題なのは、「差」を認めることが「悪」であるという思想。
問題なのは、すべてを一色に塗りつぶしてしまえという思想。

ところで、「差別」という言葉自体に善悪の意味は含まれていないことをご存じですか?「差別」を辞書でひくと、「差をつけて扱うこと。わけへだて。区別すること。」とあります。「区別」は、「それとこれとの間に認める違い。また、それをこれと違うもの(種類)として扱うこと。」とあります。結局は、「差別」も「区別」も同じ意味です。「差別」はダメで「区別」は悪くないといういい方があるようですが、それらは、どちらも他との差を認めることにすぎません。

経営者が面接で雇用を決めるのは差別ですか?
従業員の能力によって待遇を変えるのは差別ですか?
牛肉をランク分けして勝手に優劣をつけるのは差別ですか?
レストランを評価するミシュランは差別ですか?
大家が入居者を選ぶのは差別ですか?
見合いで家柄を見るのは差別ですか?
世間の常識を心得た人ほど差別をしているものです。
現実社会では、差別は当たり前に存在しています。

違いが分かるということは観察力がすぐれている証拠です。違いを認識して区別することは個性を認めることにほかなりません。個性を認めて適材適所に役割を分担し共生することの何が悪いのですか?違うものを違うと言って何が悪いのですか?「区別することや差別すること」は決してタブーではありません。その違いは、上か下かではないし、蔑視や尊敬でもありません。私たちが違いを受け入れて共生する意識があるかどうかの問題なのではないでしょうか。さげすむ気持ちがそこにあるかどうかの問題でしかないはずです。

※「差別用語」としてリストアップしてあるサイトもあります。
https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/021/755/sassi19.pdf

そこでは、差別用語を羅列して、その単語を使うこと自体を問題視しているようです。「言葉を禁止にしようとする方針」にこそ問題があると感じます。そのやり方こそが独断的なやり方で、それは差異を認めず、一色に塗り替えようとする思想です。差別が悪いと決めつけて、判断力を失わせていることは、思考を奪い、ひとつの見解を押し付ける行為であり、マインドコントロールそのものです。差別が悪いのではなく、切り捨てたり、感情を踏みにじるような行為が問題なだけでしょう。問題の本質をすり替えて、画一的な思想を押し付けようとする手口は、支配のための洗脳とも言えます。言葉は文化です。文化を切り捨てて闇に葬り去ろうとするやり方こそが危険な思想です。共生していく社会は、違いを認めることからすべてが始まります。私たちは区別し差別することを生活に取り入れることを継続します。

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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