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■PHILOSOPHY / 021:昆虫以外なら何を食べます?

 
 
昆虫以外なら何を食べます?
 

昆虫以外なら何を食べます?

従来の動物福祉の議論や法律は、寿命の短さを理由に昆虫を除外してきました。しかし、多くの研究によって昆虫が痛みを感じるということが明らかになりつつあります。農薬は毎年何兆もの野生の昆虫の命を奪い、数日にわたってゆっくりと殺される場合もあります。世界では毎年1兆匹以上の昆虫が、食物や動物の餌として命を奪われています。研究者たちは、農薬が野生の昆虫にとって福祉上の大きな懸念事項であると述べています。国連がSDGsとして掲げる昆虫食の推奨は、昆虫福祉の観点から言えば、はなはだおかしなものです。しかし、世界の未来予想は、そこまでしなくてはならないほど緊迫しています。

昆虫食における死亡例もあります。2012年にアメリカフロリダ州で行われた「生きた昆虫早食い大会」で死者が出ました。スズメガの仲間の幼虫、ゴキブリ、ミルワームを食べた後、嘔吐し、病院に搬送され、亡くなった例があります。2016年に南中部沿岸地方クアンナム省ティエンフオック郡ティエンミー村で、男性3人が揚げたコガネムシを食べて食中毒を発症し、2人が死亡しました。2018年には、ナメクジを食べたオーストラリアの男性が亡くなりました。2010年にオーストラリアのシドニーでのパーティーが原因だったようです。友だちとワインを飲みながら、庭に置かれた机の上をはっているナメクジを見つけ、ふざけて生のまま飲み込んだことによるものです。その20代の男性は、寄生虫が原因で1年以上の昏睡状態、体のまひが残ったまま生活し、2018年に息を引き取ったそうです。他にも、ナメクジ1匹以上を食べた場合、失明などの後遺症が残った事例もあります。

これは、豚肉・鶏肉などにも言えることですが、昆虫の体には、生きた細菌・病原菌・寄生虫などがついている可能性がありますので、昆虫を生きたまま食べることは危険です。甲殻類アレルギーの方は何をしても危険かもしれません。

「昆虫以外にもあるだろ?」という意見も寄せられています。いきなり昆虫食にまでいかなくても、昔はナマズを食べて居たり、スズメを食べていたりしたものだという意見です。シカやタヌキが多すぎて被害にあっている人が多いのだから、昆虫より前にそれを食ったほうがいいという意見もあります。毎日のように犬や猫をたくさん殺処分してるんだったら、それをまず食うべきだという意見もありました。だって、今だってみんな知らないだろうけど、勝てない競走馬を殺して食ってるじゃないか!という意見もありました。刑務所の罪人を食ってしまえ。という意見もありました。冤罪もあるから、それより先に自殺願望の人の気持ちを尊重してやれという意見もありました。もう何が何だかわかりません。でも、どんな命も尊いもので、みんな一生懸命に生きてます。植物にも昆虫にもどんな動物にも命があって感情があって意識があって一生懸命に生きています。私たちは、誰かが犠牲になってくれたおかげで生きていられます。命はいただいたものです。感謝を忘れないで過ごしたいものです。


 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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