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■PHILOSOPHY / 005:次世代に向けて

 
 
次世代に向けて
 

□次世代に向けて

未来を健康で文化的な社会にするためには、次世代を担う未来の大人たちを私たちがどう育てるかにかかっています。物事をどのように受け止め、どう感じるかは個人によって異なります。10人いたら10人の考えがあるものです。しかし、自分自身で考えずに他者に同調しているだけの大人が多いのも事実です。自分自身で考える力を養って、広い心や他者を認める人間力を身に着けるためには、感受性が大切です。つまり、「感じる心」です。そのためには、子どもにはさまざまな体験をさせて知的好奇心を育てることが最初です。「体験から何かを感じ知っていくこと」は、子ども自身が自分の考えで行動できるようになるために大切なことです。不便さを感じたり、辛さを経験することから〇〇だったらよかったのに・・・と想像力は養われます。想像力がなければ、他者の気持ちを理解することができない利己主義者しか育ちません。想像力がなければ、創造力も養われません。創造力がなければ、何かを生み出すことはできません。

さまざまな価値観を理解したり、周りの気持ちを考えることができる道徳心を育てることは、情緒を育てることです。情操教育で大切とされているのは、まず自分の置かれている状況を客観的に理解すること。人を思いやる心を持ったり、他者と足並みを合わせる協調性を持つこと。命を大切にする「情緒」を育てること。美しいものを見てキレイだと思える心を育てることです。ここをおろそかにすると子どもは情緒不安に陥り、精神的な発達が歪んでしまいます。

情操教育を取り入れるためには、絵本を読み聞かせること、動植物や自然との触れ合うこと、音楽や絵などの芸術や文化に触れること、季節の行事や食べ物を大切にすること、お墓参りや法事などの行事に参加させることなどが言われています。日常と違った環境に身を置かせることは、大きく感情を揺さぶり、大きな情緒を育てることができます。自然の中で過ごすことで、日常を客観的な視点で見ることができるようになります。自然の中で体を動かすことで、心身ともに健やかに安定させることができます。季節の移り変わりを五感で感じることで情緒が理解できたり、自然の生物に触れ合うことで、知的好奇心が刺激されたりします。生き物と一緒に暮らすことで、言葉以外の方法で行うコミュニケーションは、表面的な言葉の裏にある思惑を察知したり、しぐさや態度から深層心理を読み取ったりするための学びにもなります。死を目の当たりにすることで、命の尊さや生命の循環、生きることの意味に気づいたりできるようにもなります。こうした複雑な感情が自分の中で絡み合うことで、想像力や表現力、美的センスや情緒的な感性が養われます。自然は、多くを私たちに与えてくれるものです。自然は次世代を担う子供たちを育ててくれるものでもあります。自然が私たちに与えてくれるものを見つめなおしていくことは、私たちが豊かな精神と健康な肉体、そして幸せの価値観をもたらしてくれます。自然に還ることは、歪んだ文化から一度目を離して、何もないゼロから考え直す「原点回帰」のきっかけになることでしょう。

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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