生きていくうえで、私たちは何らかの命をいただくしかありません。私たちは日頃から命をいただきながら暮らしていますが、災害時には肉屋も魚屋もスーパーもありませんから、自力で食料を探すしかありません。まさにサバイバルです。おいしいとかおいしくないとか言ってられません。とにかく命をつなぐことです。
1、木の実や雑草を食す
イチョウの実(銀杏)、クルミ(胡桃)などがあれば最高です。秋になると、ヤマボウシ、銀杏、カヤ、マテバシイ、マタタビ等を見つけることができます。春には「春の七草」を探して食べましょう。芹(せり)には整腸・食欲増進・解熱作用があります。薺(なずな)は、止血・消炎・下痢止めになります。御形(ごぎょう)はハハコグサのことです。せき止め・去痰・利尿作用があります。繁縷(はこべら)はハコベのこと。利尿・乳汁分泌促進効果があります。仏の座(ほとけのざ)はタビラコという植物です。整腸・食欲増進に役立ちます。菘(すずな)はカブのこと。消化促進・解毒に効果ありです。蘿蔔(すずしろ)はダイコンのこと。消化促進・冷え性改善によいです。秋の七草は、秋を代表する7種類の草花のことで、観賞用です。
2、海から打ち上げられたワカメを拾って干す
海が荒れた翌朝の海岸にはワカメがたくさん浜に上がります。朝早いうちにそれを集めて海水で洗ってから、天日干ししてください。それだけで保存食ができあがります。日が高くなってからではもう腐りだしますので、朝一にやるべきです。
3、魚を釣る
糸の先にクリップをつけて魚釣りをすることができます。釣り専用の針じゃなくてクリップで代用できます。
餌はそこいらへんの貝をたたき割って中身を使うか、コケやワカメを切ってもいいですし、昆虫やミミズをつかまえて餌にしてもいいです。
4、土を掘ってミミズを探す
ミミズを食べるのもありです。ドジョウやウナギと同様に泥抜きをしてから食します。水に身体が浸るくらいの真水にいれて放置してください。サイズによりますが、数時間から1日でおいしく食べられます。
5、ハト、カエルを捕まえる
基本的にどんな生き物も血抜きをする必要があります。頭を落として逆さにつるして血を抜いてから調理しましょう。最悪、人間を食べなきゃ生き残れないような場合も同様です。死骸は食べないことです。ばい菌が繁殖しています。食べるなら死んだ直後に血抜きをするのが賢明です。
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