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■DISASTER / 045:土砂災害も!

 
 
土砂災害も!
 

土砂災害とは、山やがけがくずれたり、くずれた土砂が雨水や川の水と混じって流れてきたりすることによって人命が奪われたり、建物を押しつぶしたりする災害のことです。大雨、地震、火山の噴火などがきっかけで発生します。土砂災害は、大きく「土石流」「地すべり」「がけ崩れ」の3つに分類することができます。土砂災害は毎年全国各地で発生しており、平成29年までの10年間における全国の土砂災害発生件数は平均約1100件/年にのぼります。

■土石流
大雨などが原因で山や谷の土・石・砂などが崩れ、水とまじってどろどろになり、一気に流れ出てくる現象です。破壊力が大きく、速度も速いので、大きな被害をもたらします。

■地すべり
比較的ゆるい傾きの斜面が、雨や雪解け水がしみこんだ地下水によって、広い範囲にわたってすべり落ちていく現象です。家や畑などもいっしょに、地面が大きなかたまりのまま動きます。地すべりが動く速さは、ふつうは目に見えないほどゆっくりですが、一気に動くこともあります。また、1つの場所で何十年にもわたって少しずつ動く地すべりもあれば、地震などがきっかけで突然起きる地すべりもあります。

■がけ崩れ
急な斜面が突然崩れ落ちる現象です。雨水ががけにたくさんしみこんだことが原因で起きたり、地震のゆれによって起きたりします。一気に大量の土砂がくずれ落ちてくるため、がけの下にいる人は逃げ遅れることが多いです。

日本に土砂災害が多く発生するのには理由があります。日本は降水量が高く、年間平均雨量が約1718ミリほどです。世界の平均降水量が約880ミリのため、世界的にみても雨や雪が多い地域といえます。雨は年間を通じて平均的に降るわけではなく梅雨や台風、秋雨などの季節に大量に降ります。また、国土の約半分が積雪地帯のため、冬期は降水量が高くなる特徴があります。さらに、日本には火山や山脈など高く険しい山地や、富士川・最上川・球磨川をはじめとする急流の川が多くあります。もともと国土面積が小さいことから平地だけではなく、がけに近い土地や急斜面、川の扇状地にも家屋があり、土砂災害が起きると上流から下流へと猛烈な勢いで水が流れ、流木も多く出て被害が拡大しがちです。日本は山や丘陵が多い地形に加え、雨や地震が多いという条件が加わっていることが原因で、土砂災害が多発する傾向にあるのです。地震で起こりうる土砂災害には天然ダムの決壊、山体崩壊、地震後の豪雨被害などが考えられます。天然ダムとは土砂などで川がせき止められ、徐々に水がたまってダムのようになっている場所です。人工のダムと違い水をためていられるようにしっかり固定しているわけではないので、余震などの揺れで崩れてしまうことがあります。


 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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