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■DISASTER / 044:避難所生活の実態

 
 
避難所生活の実態
 

過去の被災時における避難所生活の実態から、困ったことをまとめました。人の話し声や物音など、常に他人の気配があることによって安心できなかったり、床が硬くてうまく寝付けなかったりすることも多いものです。疲れているのに眠れない日が続くことで、体力の消耗が激しくなったり、精神的不安が強まることもあります。夜中にトイレに行く人の足音で目が覚めてしまったり、床が硬くて腰痛が悪化して眠れなかったりします。夜間の照明が明るくて眠れな勝ったという人もいました。トイレの環境はかなり劣悪です。断水中は水を流せないため、通常のトイレの設備が使用できません。仮設トイレが設置されても、不衛生な環境が原因で感染症が発生したりするケースもあります。トイレの環境が悪いせいでがまんすることが増え、体調面に影響を与えたりもします。支援物資が届くようになっても、支給される食事は、保存がきくおにぎりやパン、お弁当、カップラーメンなど炭水化物やレトルトがメインになります。栄養が偏ることや、暖かいものを食べられないことで肉体的にも精神的にも不調を感じやすくなります。避難所では、飲み物の調達に困るケースも多いです。飲み水は備蓄用のものしかないので、必要な数が行き渡らないこともあります。川やプールの水などは生活用水には使用できても、飲料水や乳児のミルクには使用できません。プライバシー問題もあります。災害の状況が落ち着くまでは、個人スペースを区切ることさえできないこともあります。避難所では、個人の空間、休める場所、人目に触れない場所を作ることは不可能です。東日本大震災では、雪の降る寒い東北地方での被害だったため多くの人が寒さに苦しみました。春先の4月に起こった熊本地震でも、朝晩の冷え込みが厳しく大変だったという声が多く寄せられています。生活用水が足りないので、手や顔を洗うことや歯磨き、風呂など、体の清潔さを保つことが困難です。東日本大震災では、避難所でノロウイルスの集団感染が発生しました。避難所でインフルエンザが流行しました。高齢者の呼吸器感染症や尿路感染症なども多発しました。低体温症で少なくとも34人が亡くなりました。熊本地震では、避難所で黄色ブドウ球菌による集団食中毒が発生しました。避難所では、困難な環境、災害によるストレスによって特異なトラブルや犯罪など、二次的な問題も発生します。衛生面の問題、気温や室温調整の問題、栄養失調の問題、犯罪の多発、セクハラや性被害、災害関連死なども起こります。見知らぬ人から暴力行為を受けたり、ストレスによって家庭内DVが増加したり、義援金詐欺やリフォーム詐欺の被害が発生したりもしました。女性へのセクハラや性被害は多く発生していました。仕切りスペース内での着替えをスマートフォンで撮影されたり、支援物資を融通するかわりに性的関係を強要されたり、夜になると毛布の中に男の人が入ってきたり、強姦などの性犯罪は一般的なものでした。


 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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