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■DISASTER / 029:病院だって地震に襲われる

 
 
病院だって地震に襲われる
 

地震対策を実施していない耐震構造の医療施設はたくさんあります。ひとたび地震に見舞われれば、物品の落下・散乱、ドアの脱落などの被害に加えて、施設内にある無固定のほぼすべての機器が移動することになります。CTをはじめとする重量のある高度な医療精密機器の移動や転倒、さらには物品の散乱は、高度な医療行為はおろか、大規模災害時に即座に必要とされる災害医療も実施できない状況を招き、病院の機能を著しく低下させます。

もしも入院しているときに被災したら、師長やリーダーなどの担当者が陣頭指揮をとることになります。看護師が各病室を回って患者さんの在室と安全を確認します。多数の負傷者がいた場合には、その重症度・緊急度によって、その場ですぐに応急手当が必要となりますが、そこでの処置は止血や気道確保など、最小限のことのみが行われることになるでしょう。人工呼吸器を装着している患者さんは、酸素の供給が止まると生命に危機が及びます。病院では基本的に自家発電などによる非常電源が作動するので、すぐに人工呼吸器が止まってしまうということはありません。しかし、地震の被害によって医療機器が破損したり、回路が外れてしまうこともあります。そのため、人工呼吸器を装着した患者さんのところにいち早く駆けつけて、機器が正常に作動し、酸素が患者さんに供給されているかどうかを確認します。病棟の外に避難が決定した場合には、看護師が避難誘導を行うことになります。避難に際しては、避難経路の確保をしたうえで、患者さんの状態によって移動方法や介助の必要度を考慮して、自力歩行が可能な患者さんから避難を開始します。 ただし、あくまで病院が機能していれば・・・の話です。

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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