世界で最もポピュラーな施術法の一つとなったタイ古式マッサージは、単なる表面的なリラクゼーションに留まらない合理的な動態理論に基づいています。エネルギーライン「セン」への正確なアプローチ、丁寧なこりほぐし、そしてダイナミックなストレッチングなど、その多彩なアプローチはセルフ健康管理の究極の手段と言えます。特筆すべきは、この施術が「受ける側」だけでなく、「施す側」にとってもストレッチ効果や適度な運動となり、双方の健康維持に寄与する互恵的なシステムである点です。さらに、施術を通じた触れ合いは、地球環境に負荷をかけることなく人々の心と心を結ぶ、極めて高度なコミュニケーションツールとしても機能します。互いに感動を享受し、心からの感謝が循環するこの伝統手技は、現代社会が求める豊かで持続可能な人間関係の構築において、素晴らしい価値を提供してくれます。
1、2~3時間かけてゆっくり行う タイの伝統古式施術法・ヌアボーランは、本来、約2時間から3時間かけて全身の施術を行ないます。 部分的に筋肉の疲労を取り除くのであれば、数十分のクイックマッサージで十分なのかもしれませんが、タイの伝統的な古式マッサージでは、このように長い時間をかけてゆっくりゆっくり全身を施術するのが特徴です。2、足から行うタイ古式マッサージの流れをひととおり見てみましょう。リラクゼーションを目的・・・・・・
タイ古式マッサージは、世界中から注目され、全世界に急速に広まりました。アジア民族だけでなく、欧米やアフリカ系民族にまで広がりました。その大胆な動きや終わった後のすっきり感は、他のマッサージとは一線を隔しています。だからこそ、全世界で最もポピュラーなマッサージとして認識されるようになったのでしょう。タイ古式マッサージは、見た目のすばらしさももちろんですが、きちんとしたタイ王国独自の伝統医学理論の上に成り立って・・・・・・
タイには、今から2500年程前に、仏教の僧侶たちがインドからタイに移り住む形で、仏教が伝来しましたが、マッサージの技術もこれと同時に伝わったと考えられています。その後、1292年に当時の国王ラマ・カムヘン王(Rama Khamheng)によって小乗仏教の一派であったテラヴァータ仏教が国教として定められ、タイ医学は仏教との深いかかわり合いを持ちながら、ワットと呼ばれる寺院で保護されながら発展していくことになるのです。残念ながら・・・・・・
このタイで発展した伝統的なマッサージは、数百年も前から病気の治療法として、臨床的に実践されてきました。このマッサージは、古代インドや中国の影響を強く受けており、長い年月をかけて母から子へ、師匠から弟子たちへと、口頭で伝えられたものなのです。タイは仏教の国として知られていますが、「ワット」と呼ばれるタイの仏教寺院が、かつて庶民のコミュニケーションの中心地でした。「ワット」は仏教の教えを学ぶ場であるのと同時に・・・・・・
タイ古式マッサージの効能は、身体の凝りや疲れを癒すだけでなく、イライラの開放やストレスの緩和など、精神的な部分にまで及びます。これは非常にめずらしいもので、タイの大学病院でも治療に用いられていたり、日本国内においても、医師たちの中でタイ古式マッサージに目を向け始めている先生も多くいらっしゃいます。最近では、このタイ古式マッサージが病気の治療法として、マスコミでも取り上げられる機会も多くなりました。現代のような・・・・・・
タイマッサージは、別名「二人で行なうヨーガ」 という異名を持ち、クライアントだけでなく、施術者本人の健康にも 効果があるのが特徴です。ひとつは、アクロバティックなストレッチに秘密があります。代替医療の中でも、多くの施術法では施術者の腰に負担がかかります。同じ姿勢で一定の方向性で圧を加えていくからです。クライアントが椅子に腰掛けていたり、ベッドに横たわっていたりする場合、どうしてもそうなってしまいます。ところが・・・・・・
タイの伝統マッサージが足にこだわるのはどういうわけなのでしょう。足のマッサージと肩のマッサージを同じ時間で、どれだけ肉体に変化が生じたのかを医療機器で計測して比較するという実験。被験者は前の晩に徹夜をして疲れています。血行が悪くなっているために血圧が通 常よりも高くなっていて、皮膚の表面温度が下がっている状態です。まずヌアボーラン手法により、足(足裏~脚の付け根部分)のマッサージを30分間行いました。すると・・・・・・
足のマッサージのポイントが足の筋肉のポイントと一致していることもわかりました。足の筋肉の中でも大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前面にある大きな筋肉を特にマッサージしたのです。それでは足の筋肉には、どんな秘密があるのでしょうか? ではその前に解剖学的な見地から身体の構造をちょっとだけのぞいてみることにしましょう。人間には自律神経という神経が全身に網の目のように張り巡らされているのです。この自律神経というのは内蔵や血液・・・・・・
足の大きな筋肉をマッサージすることで、自律神経がコントロールできるのでしょうか?足の大きな筋肉には、自律神経が脳にある自律神経の中枢に働きかけるための特殊なスイッチがいくつもあるのです。特に足には腕の3倍ものスイッチが、何種類も存在しているのです。実験ではマッサージがスイッチに刺激を与え、それが信号となって脳に送られたというわけです。足は脳のスイッチだったのです。これがタイの伝統マッサージ・ヌアボーラン・・・・・・
筋肉を局所的に押しもみするマッサージもありますが、これは筋膜のよじれを直すのには的確な方法とはいえません。筋肉は、筋膜という薄い組織膜に包み込まれています。筋膜に包まれた筋肉は、さらにグループごとに筋膜に包まれています。筋膜とは筋肉を包む膜のことで、ウェットスーツのように体全体に張り巡らされ、表層から深層まで立体的に包み込むため、組織を支える第二の骨格であるといわれています。非対称な姿勢や動作をとり続けること・・・・・・
TTMAでは、タイ古式マッサージの効果効能についてさまざまな臨床的検証をしています。TTMAが行った実験では、肥満体質の女性を対象に、通常の食事を摂取したまま、タイマッサージを受けまくって、どのくらい減量できるかという実験です。断食等の極端な食事制限をせずに、マッサージを施すことで代謝を上げ、短期間で本当に減量が可能かどうかを確認しました。数回にわたって数人の被験者に対してアプローチを試みましたが、いずれも減量に・・・・・・
タイ古式マッサージの流派は大きく2つに分けられると言われています。タイの2大都市である南のバンコクを中心に行われているスタイルと北のチェンマイを中心に行われているスタイルの2つが存在していると言われています。実際に、バンコクスタイルの中心は、バンコクのワットポータイマッサージスクール。チェンマイスタイルの中心はチェンマイのオールドメディシンホスピタルというスクールなのですが、この2つの学校の取り組みが、・・・・・・
1960年代にスタートした最もポピュラーなスタイルです。バンコクにあるワットポー(ポー寺)がタイ古式マッサージの総本山として知られていますが、現在のワットポータイマッサージスクールは、ワットポー(ポー寺)に隣接する私立のタイマッサージスクールです。ワットポー(ポー寺)に伝えられた古いマッサージそのものではなく、1991年にワットポーのプリーダ理事長が18人の講師と共に開発した比較的新しいスタイルです。タイ人の中・・・・・・
1960年代にスタートしたタイ北部の代表的な都市チェンマイにルーツを持つスタイルです。タイ北部には、ランナー地方と言うエリアがあります。ランナー出身で、ランナーのマッサージを学んだとされる故シントン・チャイチャカン氏が、1957年ワットポーの伝統医学校で研修をうけ、1961年まで教鞭をとった後、チェンマイに帰郷し、1962年に開いたのがシワカ・コマラパタイ伝統医学校。これが通称オールドメディシンで、『チェンマイ式・・・・・・
2000年代にスタートしたタイの厚生省が推進するスタイル。このタイ厚生省スタイルの特徴は、簡単で覚えやすいこと。母指のウォーキングで身体を流れるエネルギーライン(セン)を指圧していくのが中心です。現代のタイ政府が推進する標準的なスタイルだけあって、すべて基本的なやり方が中心となっています。とにかく事故を起こさない安全で標準的なスタイルですが、逆を言えばタイ古式の醍醐味に欠ける感じは否めま・・・・・・
ロイヤルマッサージは、ラーチャサムナックと呼ばれる宮廷のマッサージで、下の者が上の者に施す施術として、その作法や施術姿勢の形式が重要視されるスタイルです。跨いではいけないとか、踏みつけてはならないとか、礼儀作法がとにかく重んじられるのが特徴。ダイナミックなストレッチングは含まれません。ツボ押しを中心とする医療系マッサージ法ですが、施術者はクライアントに対してなるべく離れた位置から息を吹きかけないように施術・・・・・・
ジャップセンというタイマッサージの技術があります。中上級編のテクニックとされていて、指をクリッとはじくように動かして刺激を与える手法です。痛いです。リラクゼーション向きではなく、体調不良の際に受けるとその良さが本当にわかります。ジャップセンを英語にすると「ナーヴタッチ」となりますが、エネルギーライン、指圧ポイント、筋肉、腱、靭帯、神経などをはじくように刺激するので、かなりの痛みを伴うスタイルです。痛いけど・・・・・・
TTMA(特定非営利活動法人日本トラディショナルタイマッサージ協会)で考案したスタイル。バンコクスタイルやチェンマイスタイルでは、母指や手掌を使った圧迫が中心となってしまい、クライアントのコリがなかなか軽減できないという課題に対して考案されたスタイルで、肘を使ったエルボープレスや膝を使ったニープレスを多様するのが特徴。ストレッチングは、タイ古式マッサージに期待される大きな要素なので、バンコクスタイルやチェン・・・・・・
スコータイスタイルは、スコータイ県出身カンタノー・パラウェド氏(1956年生まれ)の提唱するスタイルです。TTMAの渡邊氏とも懇意にしていて2006年以降、TTMA公認スクールなどで、タイ古式マッサージ講師を務めていた人物。スコータイスタイルは、「メスを使わない手術」との異名を持つほど、深く突き刺すこともあります。とにかく痛いが、数分後には辛かった痛みが消えてなくなることも目的にしたスタイルです。ジャップセン・・・・・・
ピシェット氏は、チェンマイスタイルの大元であるオールドメディシンホスピタルでベーシックスタイルを教えていた人物。現在は手や指を使って行うスタイルに限界を感じて独立しています。バンコクスタイル、チェンマイスタイルとも手や指を使う手技が大半で、どんなに楽な体勢を取っても姿勢の悪さからくる腰への負担がゼロではありません。足やヒザを使うことで、腰への負担が少ないのが特徴。ピシェットスタイルはセラピーとしてみれば・・・・・・
「ダブルヨガフリースタイル」は、タイ古式マッサージの発展形の施術法です。ヨガのポーズを二人で行いながら行うフリースタイルのヨガマッサージです。瞑想をしながら、ストレッチでつなぐ、アクロバティックなヒーリングメソッドです。タイ伝統医学、アーユルヴェーダ、中医学、レイキなど、広い意味での古典医学理論に基づいてTTMAの「長老」こと 渡邊ソウイチロウが再構築した新しいスタイルです。動的瞑想の究極のカタチ・・・・・・
自然治癒力を高めれば、病気も治せるものです。しかし、食生活の変化とストレスの増大によって、現代人の自然治癒力が低下していることをご存知でしょうか?ファーストフードやインスタント食品に含まれる食品添加物は、波動を下げます。本来、地球上の物質は常に変化するようにできているのにもかかわらず、変化させないようにできているものを体内に入れれば、身体がおかしくなるのは当然のことです。それから、ストレス社会。インターネットが普及し、人と人との関わり方が変化したことで、コミュニケーションスキルが低下してしまい、個人個人がそこにストレスを感じるようになりました。ストレスを感じると精神的に苦しくなるだけでなく、ホルモンバランスが乱れ、体にも不調が現れてしまいます。ストレスが原因で体調が悪くなり、仕事や学校を長期間休む人も増えています。これらの変化が人間からどんどん自然治癒力を奪っている現状があります。
アメリカでガンが減っているのをご存知でしょうか?1980年代になって欧米では代替医療が見直されるようになりました。アメリカでは1990年以降、ガンの死亡率が減少しています。一方日本では、ガン患者は増え続けています。男女とも、がんの死亡数は増加し続けています。 2013年のガンによる死亡者数は、1985年の約2倍で、国立がんセンターの予想では、2015年には日本国内のガン患者は89万人に達すると言われています。しかし、日本ではガン患者に対して未だ代替医療を推進するような動きは全くありません。旧態依然として、ガン治療においては、放射線治療と抗がん剤治療の2つの方法で治療が続けられています。日本でも代替医療の見直しを早急に進めていく必要があります。
日本の西洋医学の分野で行っている治療法は、目視で確認できるくらいの大きながん細胞は切り取って除去し、目に見えないガン細胞は術後に攻撃して殺すという手法です。ただし、放射線も抗がん剤も、ガン細胞だけでなく、正常な細胞も一緒に殺してしまっています。つまり、免疫力の備わっている人の場合、新しい正常な細胞が出来ていきますから、最終的にガンは退治できますが、免疫力が衰えている人の場合は、どんどん弱っていくだけです。西洋医学治療が間違っているのではありません。そういった治療を行いながらも、自己治癒力を向上させておく必要があるのです。病気は医者が治してくれるものだと思っていませんか?医者には病気は治せません。医者は決して魔法使いではありません。医者は病気を治すための身体環境を整えてくれているに過ぎません。病気は自分自身で治すものです。健康であり続けたいのなら、自分で自然治癒力を高める必要があるのです。西洋医学だけでは、ガンの増殖を止められないのです。
すべての病気は、もともと人間に備わっている「自分で治す力」が何らかの原因によって阻害されたから生じたということです。人間の身体には、免疫機能が備わっています。ですが、40代や50代でも不摂生を続けていると免疫力が落ちます。環境の変化に対応して、体温、血圧、水分のバランスなど、体内の内部環境は一定に保たれているように、体内に何か異常が起きると、それを修復するような反応が起きています。人間の身体はおよそ60兆個の細胞で出来上がっていますが、常に細胞は生まれ変わり、3カ月のサイクルですべて新しい細胞に生まれ変わっています。あらゆる病気は細胞の生まれ変わりが上手くいっていないと考えることができるわけです。ガン細胞は健康な人でも発生していると言われていますが、自然治癒力(修復システム)があるから、これを退治してくれているわけです。この修復システムがきちんと働かないから、がん細胞は増殖をするのです。ガンが高齢者に多くみられるのは、高齢になると一般的に免疫力が落ちてくるからです。
西洋医学では、患者自身ではなく、患者のデータを見ていると言えます。西洋医学では、過去のデータに基づいた正常値の範囲が決まっていて、検査の値がその範囲内であれば正常と判断され、範囲を超えていれば病名がつけられて治療が開始します。だから、患者がどんなに体調不良を訴えても、「検査の数値に異常がないので大丈夫でしょう。」と診察が終了します。東洋医学ではこれを未病と言い、病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態を指し示す言葉ですが、病気のサインかもしれない重要な段階であると捉えています。東洋医学では、どんな人にも当てはまるような「正常値」という考え方はそもそもありません。身体はすべてつながっているので、ある部分だけに問題が生じるわけはないからです。たとえば肝臓が悪いからといって、いくら肝臓を保護しても、肝臓に入ってくる血液が汚ければ肝臓は良くなりません。その汚い血液は腎臓や心臓をはじめ全身の細胞に巡っているのです。
病気になってしまった人には、必ず原因があります。ガンに限らず、すべての病気や体調不良には、生活習慣の乱れ、考え方、生き方などの心の在り方が原因となっている場合が多くあります。「心」というと、うさんくさいとか、非科学的だから信用できないとお考えの方も多くいらっしゃると思います。しかし、「心」と「身体」はつながっています。例えば、「怒り」の感情でいっぱいになったとき、身体では、血管が収縮し、血液はドロドロになります。血液がきちんと栄養や酸素を届けてくれないので、内臓の機能は一気に低下します。このように、「心」がきっかけで身体が乱れるのです。同じように身体が病んでくると、不安や恐怖で「心」も乱れます。このように「心」の在り方が身体に大きく影響します。スティーブジョブスが座禅を組んでガンと闘ったのも、彼が「心」の在り方を自問自答していたと言えます。「心」と「身体」はつながっています。細かいことにこだわらず、なるべく明るい気持ちで日々を過ごすことはとても大切なことです。自分自身の気持ちが病気を作ってしまうことのないように、日々を楽しんでお過ごしください。
TouTubeで実際の施術が無料でご覧いただけます。【TTMA長老チャンネル】では、長老こと理事長の渡邊ソウイチロウが実際に施術する映像をご覧いただくことができます。公認スクールの生徒さんが撮影した動画も含まれており、見やすく編集をしたものもありますが、手を加えていないそのままの動画も含まれています。もし、それでもよろしければ、ご視聴ください。技のつなぎ方やニュアンスなども参考になるかもしれません。長老自身がオリジナルで作ったテクニックも含まれていますので、一般的に出回っているタイ古式のテクニック以外もご覧いただけます。なお、真似して怪我をされても、一切の責任は負うことができませんので、自己責任でご活用ください。きちんと学びたい方は、ぜひ、TTMAの公認スクールにどうぞお越しください。
心身共に健康であり、自分らしく生き生きと輝き続けること。これこそが、現代において私たちが目指すべき「WELL-BEING(ウェルビーイング)」の真の姿です。私たちは、体調を崩して初めて健康のありがたみに気づき、慌てて病院へ駆け込み、薬に頼ってしまいがちではないでしょうか。西洋医学は、目の前の症状を抑える「対症療法」として非常に優れています。しかし、病気になってから治療を始めるだけでは、本当の健やかさを取り戻したとは言えません。いま大切なのは、医療にすべてを委ねる前に、代替医療や伝統医学へ目を向けることです。自分の身体と丁寧に向き合い、自ら健康を維持し、高めていこうとする「主体的な心構え」が求められています。近代医療の進歩の陰で、私たちがいつの間にか見過ごしてきた伝統医学の技。それは、何百年もの歴史の中で先人たちが命がけで検証してきた、智慧(ちえ)の結晶です。人間の身体を一つの小宇宙として捉え、全体のバランスを整える伝統理論に基づいた自然療法は、化学薬品のような副作用の心配がほとんどありません。身体が本来持っている「自然治癒力」を優しく、しかし力強く呼び覚ましてくれます。