終身雇用制が終わりを告げてから久しいですが、一つの仕事を一生かけてやり抜く価値観は薄らぎました。複数の仕事を手掛けることは、自分の能力を最大限に発揮して、自分自身の価値を高めることに他なりません。単一の組織に時間と労力を切り売りする「雇われる生き方」だけでは、激動の時代において最大のリスクになりかねないからです。これからの時代に求められるのは、一つの肩書に縛られず、複数の収入源やプロジェクトを自ら動かす「パラレルキャリア(複業)」の視点です。自分の得意なことや情熱を注げる分野をいくつか持ち、それぞれから小さな生業(なりわい)を作っていく働き方は、単なるリスク分散にとどまりません。異なる分野での経験が掛け合わさることで、あなたという存在の市場価値は唯一無二のものへと高まっていきます。誰の指示を受けることもなく、自らのアイデアとスキルで直接社会に価値を提供し、その対価を得る。この「雇われずに稼ぐ」という自由を手にすることは、経済的な自立だけでなく、自分の人生の主導権を100%自分の手に取り戻す、最もエキサイティングで人間らしい生き方なのです。