バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称です。主に木材、稲わら、麦わら、もみがら、落ち葉、生ゴミ、ふん尿などを指します。バイオマスを燃焼させると二酸化炭素を放出しますが、それはバイオマス燃料が成長過程で大気中から吸収したものであるため、新たに二酸化炭素を増加させているわけではありません。二酸化炭素の増減に影響を与えないカーボンニュートラルな素材です。
日本の江戸時代は、化石燃料ではなく、植物などの自然由来の原材料を適切に利用することで、海外からの輸入に頼ることなく、国内の資源で独自の循環型社会を形成してきました。私たちは、原点回帰のライフスタイルを推進するために、堆肥を作り、燃やしてできた灰は研磨剤にしたり、土に撒いてPHをアルカリ性に調整したりします。ジャガイモの種芋の切り口に塗ることで消毒効果をもたらしますし、山菜のあく抜きや食器洗いの洗剤としても使えます。融雪剤にもカメムシ除けにもなります。昔ながらの知恵を財産として、自然環境を守るために使っています。お試しくだされば、原点回帰の素晴らしさを知っていただくことになります。 |