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■PHILOSOPHY / 011:沖縄やんばる大宜味村に学べ

 
 
沖縄大宜味村に学べ
 

□沖縄やんばる大宜味村に学べ

100歳以上の長寿者が多い地域をブルーゾーンと言います。イタリアのサルデーニャ島、ギリシアのイカリア島、アメリアのロマリンダ、コスタリカのニコヤ半島などがブルーゾーンです。それもが誰もが知っているような大都市ではなく、小さな地方の村ばかりです。その中のひとつが沖縄本島北部やんばるエリアの大宜味村です。大宜味村は、令和の時代においてもとにかく田舎の村です。若者は出て行ってしまうような高齢者ばかりのしらけた村です。コンビニもファーストフードもしゃれたレストランもありません。あるのは昔ながらの食堂だけ。それも数件ほどです。沖縄北部の大宜味村~東村~国頭村あたりの「やんばるエリア」には、昭和の香りがまだ残っています。ラジオから流れる局は昭和歌謡ぐらいしか入りません。時代をタイムスリップできます。この良さが分かる方は、開発の魔の手が忍び寄る前に早く行ってみてください。那覇になんか滞在したところで別にどうってことはないと思います。「やんばるエリア」はマジおススメです。最近、世界自然遺産に指定されたようです・・・

大宜味村の食堂で、現地の人が何を食べているか観察すると、野菜炒め定食や豆腐定食などが多いように思います。注文されるのは、こってりした肉中心の食事メニューではありません。メイン食材のほかに皿に乗っているのは、緑黄色野菜が必ず添えられています。もちろん、どこの食堂のメニューにも沖縄そばもありますが、全体のバランスでは野菜がやはり多いようです。沖縄野菜はとにかくおいしいのをご存じですか?沖縄の土地は赤土です。要するに農業には適さないやせた土地です。ですから、農家の方たちは大量の堆肥を畑に投入して野菜を生産しています。その量は本土とは比較にならないほどです。だから、味が濃いのです。野菜にしっかりと旨味があります。東京エリアにで回る野菜はどれも味が薄いので、誰でもドレッシングやソースで味を濃くしてから食べるものですが、きっとそんな方でも沖縄北部に行けば味が違うことを実感できるはずです。(※私は基本的に今でも野菜嫌いです。過去には一度も野菜をおいしいと思って食べたことがありませんでした。そんな私が本音で言っています。)それで、あちらでは、堆肥もお茶の葉やコーヒーかす、刈った雑草などを発酵させてちゃんと作ります。もちろん農家は農協で安く買えるので市販の有機肥料も使っていますが、あくまでオーガニックが基本です。とても良心的です。ただ、本土には沖縄野菜は入荷しません。それは輸送費が高くつくため、べらぼうに高くなってしまって売れないからです。ですから、沖縄本島北部のやんばるエリアでは地産地消が成り立っています。シークワーサーはがん予防にもなる果実ですが、庭に植えたりしてジュースにしたり生のままかじったり普通にしています。果物は都内の有名デパートにも少し入荷ますが、数千円から1万円を超すようなものになっています。

沖縄大宜味村が、世界長寿の高齢者が多くいる村であることは確かですが、沖縄県全体としては決して長寿の県ではありません。1975年の統計以来、沖縄の平均寿命は女性が全国第1位とトップを維持し、男性も80、85年には1位と、一貫して上位を守り続けてきました。1995年には大田昌秀知事(当時)が「世界長寿地域宣言」を出しました。しかし、2000年以降に変化が訪れました。驚くほどの急降下が見られました。現在の死亡率は男性がワースト5位、女性も同じくワースト4位と、健康状態が非常に厳しい状況です。「原因は、ポークランチョンミートだ!」「原因はファーストフードだ!」「原因はコンビニ弁当だ!」と現地の人は言います。コンビニが台頭し、私たちの生活が便利になることは、私たちの寿命を縮めることだったのですね。一説によるとコンビニ弁当はたばこの何倍も身体に害があるそうです。(※私の親戚も某コンビニチェーン店を経営していますので、あいにくこれ以上は書けません。ご興味のある方は、ご自身で調べてください。)


 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
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