南海トラフ巨大地震は、2035年からプラスマイナス5年、つまり2030〜2040年の間に必ず起きると想定されています。その被害規模は、東日本大震災の10倍以上にもなります。東日本大震災の経済損失は20兆円、死者数および行方不明者は約2万人と言われています。しかし、必ず起こる南海トラフ地震では220兆円以上、死者も32万人を超え、被災者数は6000万人と予測されています。2023年1月1日現在で、日本の人口は、1億2477万人ですから、そのうちの48%。ざっと2人に1人が被災する計算になります。南海トラフ巨大地震は、静岡沖、名古屋沖、四国沖の3つの地震が連動して起きるため、東北から北海道以外の地域、つまり、関東から関西、九州に至るすべてのエリアで暮らす私たちは必ず被災するということになります。
※内閣府による南海トラフ巨大地震のシュミレーション
https://wwwc.cao.go.jp/lib_012/nankai_02.html |