人間の身体を客観的かつ科学的に捉える「解剖学」の視点は、施術の安全性を確保し、その効果を最大限に高めるために欠かせない土台となります。医療専門書に並ぶような複雑な医学的詳細をここですべて説明しきることは困難ですが、実際の施術現場において本当に重要となる「構造学的な見地」に絞り込み、マッサージスキルのコツを体系化いたしました。筋肉の走行や骨格の連動性を意識することで、無理な力をかけずに相手の不調を的確に和らげる身体操作が可能となります。これまで医学的な勉強に触れたことがない初心者の方であっても、直感的に理解できるよう専門用語を噛み砕いて記載しております。解剖学的な根拠に基づいたアプローチを身につけることは、セラピストとしての自信に繋がり、施術全体のクオリティを確実に引き上げてくれます。
肩こりは、表面の筋肉がパンパンに張る「浅層筋の過緊張」と、その奥で姿勢を支えられなくなった「深層筋の機能低下」の両方が原因で起こります。肩こりに深く関わる筋肉を、役割別に整理して解説します。1. 浅層筋:こりを感じる「主役」 私たちが「肩が凝った」と感じて手で揉む部分は、主にこれらの筋肉です。僧帽筋 特徴: 首の付け根から背中まで広がる、肩こりの最大の原因筋です。役割: 肩甲骨・・・・・・
腰痛に関連する筋肉も、肩と同様に「表面で大きな力を出す筋肉」と「深部で背骨を支える筋肉」に分けられます。特に腰は、深層筋(インナーマッスル)の筋力低下が、そのまま腰痛に直結しやすい部位です。1. 浅層筋:痛みが強く出る「アウター」腰を曲げ伸ばしする際に強く働く筋肉で、ぎっくり腰などの際に激しく痛むことがあります。脊柱起立筋 位置: 背骨の両脇を縦に走る太い筋肉の総称。役割: 体を後ろに・・・・・・
「背中の痛み」は、首・肩の痛みや腰痛とも密接に関係していますが、特に「肩甲骨まわり」と「背骨のすぐ横」のどちらが痛むかによって、関与している筋肉が変わります。 1. 浅層筋:広範囲に広がる「アウター」背中の表面を覆う大きな筋肉で、姿勢の崩れや腕の使いすぎで過緊張を起こします。 僧帽筋(そうぼうきん)の中部・下部 位置: 首から背中の中央まで広がるひし形の筋肉。 背中痛との関係: 猫背・・・・・・
「腰痛の85%は原因不明(非特異的腰痛)」という話は、有名な事実です。これには、医学的な「原因」という言葉の定義と、私たちの「痛み」の感じ方の違いが大きく関係しています。 画像診断(レントゲン・MRI)と痛みが一致しないというのが最大の理由です。画像上の異常 = 痛みの原因とは限らないものです。MRIを撮ると、腰痛がない健康な人でも「ヘルニア」や「骨の変形」が見つかることがあります。・・・・・・
腹痛の原因は多岐にわたり、痛みを感じる場所(部位)や症状の現れ方によって考えられる疾患が異なります。痛みの場所から、関わっている可能性のある臓器を推測できます。 上腹部(みぞおち・右上・左上) ・胃・十二指腸: 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍 ・胆のう・胆管: 胆石症、胆のう炎(特に右上腹部)・・・・・・
自然治癒力を高めれば、病気も治せるものです。しかし、食生活の変化とストレスの増大によって、現代人の自然治癒力が低下していることをご存知でしょうか?ファーストフードやインスタント食品に含まれる食品添加物は、波動を下げます。本来、地球上の物質は常に変化するようにできているのにもかかわらず、変化させないようにできているものを体内に入れれば、身体がおかしくなるのは当然のことです。それから、ストレス社会。インターネットが普及し、人と人との関わり方が変化したことで、コミュニケーションスキルが低下してしまい、個人個人がそこにストレスを感じるようになりました。ストレスを感じると精神的に苦しくなるだけでなく、ホルモンバランスが乱れ、体にも不調が現れてしまいます。ストレスが原因で体調が悪くなり、仕事や学校を長期間休む人も増えています。これらの変化が人間からどんどん自然治癒力を奪っている現状があります。
アメリカでガンが減っているのをご存知でしょうか?1980年代になって欧米では代替医療が見直されるようになりました。アメリカでは1990年以降、ガンの死亡率が減少しています。一方日本では、ガン患者は増え続けています。男女とも、がんの死亡数は増加し続けています。 2013年のガンによる死亡者数は、1985年の約2倍で、国立がんセンターの予想では、2015年には日本国内のガン患者は89万人に達すると言われています。しかし、日本ではガン患者に対して未だ代替医療を推進するような動きは全くありません。旧態依然として、ガン治療においては、放射線治療と抗がん剤治療の2つの方法で治療が続けられています。日本でも代替医療の見直しを早急に進めていく必要があります。
日本の西洋医学の分野で行っている治療法は、目視で確認できるくらいの大きながん細胞は切り取って除去し、目に見えないガン細胞は術後に攻撃して殺すという手法です。ただし、放射線も抗がん剤も、ガン細胞だけでなく、正常な細胞も一緒に殺してしまっています。つまり、免疫力の備わっている人の場合、新しい正常な細胞が出来ていきますから、最終的にガンは退治できますが、免疫力が衰えている人の場合は、どんどん弱っていくだけです。西洋医学治療が間違っているのではありません。そういった治療を行いながらも、自己治癒力を向上させておく必要があるのです。病気は医者が治してくれるものだと思っていませんか?医者には病気は治せません。医者は決して魔法使いではありません。医者は病気を治すための身体環境を整えてくれているに過ぎません。病気は自分自身で治すものです。健康であり続けたいのなら、自分で自然治癒力を高める必要があるのです。西洋医学だけでは、ガンの増殖を止められないのです。
すべての病気は、もともと人間に備わっている「自分で治す力」が何らかの原因によって阻害されたから生じたということです。人間の身体には、免疫機能が備わっています。ですが、40代や50代でも不摂生を続けていると免疫力が落ちます。環境の変化に対応して、体温、血圧、水分のバランスなど、体内の内部環境は一定に保たれているように、体内に何か異常が起きると、それを修復するような反応が起きています。人間の身体はおよそ60兆個の細胞で出来上がっていますが、常に細胞は生まれ変わり、3カ月のサイクルですべて新しい細胞に生まれ変わっています。あらゆる病気は細胞の生まれ変わりが上手くいっていないと考えることができるわけです。ガン細胞は健康な人でも発生していると言われていますが、自然治癒力(修復システム)があるから、これを退治してくれているわけです。この修復システムがきちんと働かないから、がん細胞は増殖をするのです。ガンが高齢者に多くみられるのは、高齢になると一般的に免疫力が落ちてくるからです。
西洋医学では、患者自身ではなく、患者のデータを見ていると言えます。西洋医学では、過去のデータに基づいた正常値の範囲が決まっていて、検査の値がその範囲内であれば正常と判断され、範囲を超えていれば病名がつけられて治療が開始します。だから、患者がどんなに体調不良を訴えても、「検査の数値に異常がないので大丈夫でしょう。」と診察が終了します。東洋医学ではこれを未病と言い、病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態を指し示す言葉ですが、病気のサインかもしれない重要な段階であると捉えています。東洋医学では、どんな人にも当てはまるような「正常値」という考え方はそもそもありません。身体はすべてつながっているので、ある部分だけに問題が生じるわけはないからです。たとえば肝臓が悪いからといって、いくら肝臓を保護しても、肝臓に入ってくる血液が汚ければ肝臓は良くなりません。その汚い血液は腎臓や心臓をはじめ全身の細胞に巡っているのです。
病気になってしまった人には、必ず原因があります。ガンに限らず、すべての病気や体調不良には、生活習慣の乱れ、考え方、生き方などの心の在り方が原因となっている場合が多くあります。「心」というと、うさんくさいとか、非科学的だから信用できないとお考えの方も多くいらっしゃると思います。しかし、「心」と「身体」はつながっています。例えば、「怒り」の感情でいっぱいになったとき、身体では、血管が収縮し、血液はドロドロになります。血液がきちんと栄養や酸素を届けてくれないので、内臓の機能は一気に低下します。このように、「心」がきっかけで身体が乱れるのです。同じように身体が病んでくると、不安や恐怖で「心」も乱れます。このように「心」の在り方が身体に大きく影響します。スティーブジョブスが座禅を組んでガンと闘ったのも、彼が「心」の在り方を自問自答していたと言えます。「心」と「身体」はつながっています。細かいことにこだわらず、なるべく明るい気持ちで日々を過ごすことはとても大切なことです。自分自身の気持ちが病気を作ってしまうことのないように、日々を楽しんでお過ごしください。
TouTubeで実際の施術が無料でご覧いただけます。【TTMA長老チャンネル】では、長老こと理事長の渡邊ソウイチロウが実際に施術する映像をご覧いただくことができます。公認スクールの生徒さんが撮影した動画も含まれており、見やすく編集をしたものもありますが、手を加えていないそのままの動画も含まれています。もし、それでもよろしければ、ご視聴ください。技のつなぎ方やニュアンスなども参考になるかもしれません。長老自身がオリジナルで作ったテクニックも含まれていますので、一般的に出回っているタイ古式のテクニック以外もご覧いただけます。なお、真似して怪我をされても、一切の責任は負うことができませんので、自己責任でご活用ください。きちんと学びたい方は、ぜひ、TTMAの公認スクールにどうぞお越しください。
心身共に健康であり、自分らしく生き生きと輝き続けること。これこそが、現代において私たちが目指すべき「WELL-BEING(ウェルビーイング)」の真の姿です。私たちは、体調を崩して初めて健康のありがたみに気づき、慌てて病院へ駆け込み、薬に頼ってしまいがちではないでしょうか。西洋医学は、目の前の症状を抑える「対症療法」として非常に優れています。しかし、病気になってから治療を始めるだけでは、本当の健やかさを取り戻したとは言えません。いま大切なのは、医療にすべてを委ねる前に、代替医療や伝統医学へ目を向けることです。自分の身体と丁寧に向き合い、自ら健康を維持し、高めていこうとする「主体的な心構え」が求められています。近代医療の進歩の陰で、私たちがいつの間にか見過ごしてきた伝統医学の技。それは、何百年もの歴史の中で先人たちが命がけで検証してきた、智慧(ちえ)の結晶です。人間の身体を一つの小宇宙として捉え、全体のバランスを整える伝統理論に基づいた自然療法は、化学薬品のような副作用の心配がほとんどありません。身体が本来持っている「自然治癒力」を優しく、しかし力強く呼び覚ましてくれます。